ニアメ→ティミムン?
ニアメで久しぶりにホテルに泊まって、英気を養った久美子ちゃんが空港に帰ってきました。
久美子:「機長、今日はどこまで飛びますか?」
機長:「北に行くにしても、航続距離から考えて、アルジェリアのティミムンて町が適当かな」
久美子:「あんまり小さな町では乗客が集まりませんよ」
機長:「まあ、そういわないで、よろしく頼む」
と言って、機長は操縦席に入っていきました、また昼寝するつもりでしょうか
定刻13時、久美子ちゃんは、乗客を連れて、YS11に乗り込みました
機長「ご苦労さん、で、何人集まった」
久美子:「3名です」
機長:「3人か、それじゃあ、油代にもならないよ」
久美子:「人の苦労も知らないでよっく言いますね」
機長:「ごめんちゃい」
で、機は、定刻どうり、乗員2人、乗客3人を乗せて、出発

GPSをセットし、APをFL70にセットした機長は、ついでに目覚ましもセットして、思索にふけようとしている時、いきなり客室から騒がしい声がして、間のドアを激しくたたく音が聞こえます
「ドアをあけろ!!」、「ぐずぐずするな」
その時、久美子ちゃんからの、インターホーンの呼び出しです
久美子:「きちょー、大変です、ハイジャックです」
機長:「は、は、ハイジャック!!」
「そういいったでしょー、全員、銃を持ってます」
「で、犯人は何人?」
「3人です」
「3,3人て、乗客が3人だから・・・」
「全員です」
「どわー、では、後はよろしく、えーと、パラシュートは・・・」
「にげるなー、機長、ドアを開けてください、こ、殺されるうー」
そのとき、久美子ちゃんからインターホンを奪って、犯人が叫びます。
「ドアを開けろ、さもないと、この女を殺すぞ」
「ね、言ったとおりでしょ」、久美子ちゃんが横から割って入ります。
「はいはい、今開けます」、機長はドアのロックをはずしました。
どやどやと、犯人が操縦席に、なだれ込んできます。先頭は、リーダーらしいひげ面の男、左手を久美子ちゃんの腰に回しています(うらやましい)、右手には、大型のサブマシンガン、ロシア製のAK47を抱えています。後ろの二人も同じ銃を抱えているようです
機長:「だー、全員入ってこられても、狭いから身動きできません」
リーダー:「おまえらは、客室を見張ってろ」、後ろを振り向いて、仲間に言います。
「見張ってろて、誰を見張るんです」
「うるさい、つべこべ言わずに、客室に行ってろ」
仲間二人は、しぶしぶ、客室へ引っ込みます
機長:「あ、しまった」
リーダー:「なんだどうしたんだ」
機長:「ハイジャック信号の出し方を忘れた」
「なんだとぅー」、リーダーは赤ら顔をますます真っ赤にして、銃を機長に向けます。
久美子:「機長、まじめにやってください。」
リーダー:「くそー、まさか、乗客が我々だけだとは思わなかったぞ」
機長:「ご搭乗ありがとうございます」
「ふざけるな!!」、リーダーはますます銃口を機長に近づけた。
機長:「そんなでかい銃を、どうやって持ちこんだんです」
久美子:「チェロのケースにです、お客様全員、音楽家だそうです」
機長:「音楽家という品のある顔には見えないけどねー」
リーダー:「う、うるさい、大人しくしていれば、つけあがりやがって」
機長:「で、要求はなんです」
リーダー:「ようきゅう〜、あ、要求だ、そうだそうだ」
「なんだ忘れていたのか」
リーダー:「うりさいー、とにかく、リビアのトリポリに向かえ」
機長:「トリポリ?、そんな所まで、燃料が持ちませんよ」
リーダー:「では、リビアならどこでもいい、とにかくリビアに向かえ。要求はついてからだ」
「リビアの一番近い空港はと」、機長は横に置いた日本の高校用の地図帳を開いて調べ始めました。
久美子:「いつも、その地図帳で目的地を調べているのですか」
「そう、結構詳しいのよ、これ」
「ずいぶん古そうですけど」
「ああ、僕が高校生の時に買ったものだから」
「あちゃー」
リーダー:「なにを、ごちゃこちゃ言ってる、で見つかったのか」
機長:「あ、ここからだと、ガートと言う町の空港だな」
リーダー:「では、すぐそこへ向かえ」
「ちょっとまってね、GPSをセットしなおすから」
「えーと、[DirectTo]にして、目的空港のコードをクリックして色を変えると、で、これを変えるにはどうするんだ。あ、上の矢印をクリックするのか、」
「はやくしろ」
「はいはい、でもややこしいから。えー、一文字づつしか変えられないのか、誰だ、こんなインターフェースを考えたのは」
「だー、何をやってるんだー」
「はい、変わりました、今、変わりました、ほら、変わりました、方向転換します」


ガートの空港に近づきました。
機長:「まもなく着陸ですよ」
久美子:「みなさま、当機はまもなく着陸体制に入ります、お座席のベルトをもう一度お確かめになり、これより先のおタバコはご遠慮ください」
リーダー:「こいつ、何言ってんだ」
機長:「久美子ちゃん、仕事熱心ね」

機長:「おっとっと、もっちょっと、右か」
リーダー:「あわわわ、落ちる落ちる」
久美子:「今回はうまく着陸できそうですね」
リーダー:「いつもいってないのかよー」

機長:「はい、タッチダウン」
リーダー:「あががが」
久美子:「今日の着陸はゴロですね」

機長:「当機は無事ガート空港に到着しました、御搭乗ありがとうございました」
久美子:「機が完全に停止するまで、席をお立ちにならないように願います」
リーダー:「ふ、ふ、ふざけるな〜、おまえらー。二人そろっておちょくってるんか、只じゃおかないからな」
ハイジャック犯のリーダーは完全に頭にきている。
機長はともかく、久美子ちゃんの運命やいかに、
次回を待て!!