ここのページは、いわゆる「ひきこもり(社会的引きこもり)」「ニート」の方向けのページです
いわゆる「ひきこもり(社会的引きこもり)」「ニート」の方が使える制度やサービス
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  • アウトリーチ神戸とは?

    アウトリーチ神戸の「アウトリーチ」とは、援助を求めている人の
    ところに、援助専門職の方から出向く援助方法のことです。

    アウトリーチ神戸は、兵庫県内の不登校・ひきこもり・ニートの人
    たちへの訪問援助を中心に活動しています。

    アウトリーチ神戸は、ソーシャルワークの考え方をもとに活動して
    います。

    代表は、社会福祉士精神保健福祉士
    藤本 圭光 (ふじもと よしひこ)です。

    「社会福祉士」とは、社会福祉分野全般の相談援助に関する国家資格です。
    「精神保健福祉士」とは、精神保健分野の相談援助に関する国家資格です。

  • 代表紹介

    藤本 圭光 (ふじもと よしひこ)

    社会福祉士 精神保健福祉士

    「社会福祉士」とは、社会福祉分野全般の相談援助に関する国家資格です。
    「精神保健福祉士」とは、精神保健分野の相談援助に関する国家資格です。

    厚生労働省認定 京都国際社会福祉センター 社会福祉士養成課程卒
    日本社会事業大学 精神保健福祉士教育課程卒
    流通科学大学 商学部経営学科卒

    NPO法人神戸オレンジの会 理事

    私は高校1年時に不登校を経験しました。当時は、

    「みんなが学校に行っている時間に、ひとり相談機関に出向くのは精神的に
    しんどい。専門家の方から会いに来てくれたらどんなにか楽だろう」
    「目に見えない心理カウンセリングだけではなく、もっと具体的な援助が
    欲しい」

    と願っていました。しかし、そのような援助は無かったのです。

    しかし、当時願っていても無かった援助方法を「ソーシャルワークの考え方
    に見出しました。

    「昔の自分と同じように辛い思いをしている子どもたちが、まだたくさん
    いる。自分の経験を生かして自分が求めていた援助を実現し、今の子ども
    たちの力になりたい」

    そして私は、アウトリーチ神戸を立ち上げました。

  • 訪問援助サービスとは

    援助者の方から、ご本人・ご家族のもとへ訪問します。

    従来の援助方法では、ご本人やご家族が相談機関などに出向かなければなりません。
    しかしその負担は大きく、十分な支援を受けられない方も多くいらっしゃいます。
    特に、本人が家の外に出たがらない場合、何の支援も受けられないこともあります。
    アウトリーチ神戸は、援助を求めている人のところへ、援助専門職の方から
    出向きます。

    ご本人・ご家族のお話しを十分にお聴きします。

    アウトリーチ神戸は、ご本人・ご家族のお話を十分にお聴きます。
    それは、ご本人・ご家族のお考えやお気持ちが何よりも大切だと考えるからです。
    お考えやお気持ちがまとまっていなくてもかまいません。
    今話せること、話したいことを十分にお話しして下さい。
    その中から、アウトリーチ神戸は、皆さん自身の力で将来を切り開いていけるよう、
    援助します。

    ご本人が希望すれば、ご本人と社会の橋渡しを行います。

    アウトリーチ神戸は、ソーシャルワークの考え方に基づき、ご本人が希望すれば、
    行政機関や民間施設への連絡・調整・仲介、就職や社会経験の場の情報提供など、
    具体的な援助を行います。

    ひきこもったとしても、勉学の場や社会経験の場は地域に存在します。
    アウトリーチ神戸は、地域にある様々な機関・施設の情報を収集し、提供します。
    また、希望があれば、ご本人・ご家族と一緒に機関や施設などに出かけます。

    ご本人が訪問援助を求めない場合、相談室での保護者の方のみの面接もできます。
    一度お問い合わせ下さい。
    連絡先はこちらです。

  • 援助者

    社会福祉士と精神保健福祉士の国家資格を持つ援助専門職が訪問します。

    アウトリーチ神戸は、社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持つ援助専門職が
    ご本人・ご家族のもとへうかがいます。

  • 訪問可能地域

    兵庫県内にお住まいの方を対象にしています。

    詳しいことはお尋ね下さい。
    連絡先のページはこちらです

  • 援助の流れ

    アウトリーチ神戸の考える援助の目標は2つあります。

    本人や家族のみなさんが本来持っている力を十分に取り戻すこと。
    その力でみなさんが将来にわたって、自分たちが思い描く生活を
    実現していくこと。

    アウトリーチ神戸は、この2つの目標が達成されるよう援助します。
    そして目標が達成された時、アウトリーチ神戸の援助は終わります。

    援助は7つの段階に分けられます。

    アウトリーチ神戸はソーシャルワークの考え方に基づき、
    援助を7つの段階に分けて行います。

    1.インテーク(受理面接)
        ↓
    2.アセスメント(事前評価)
        ↓
    3.プランニング(援助計画)
        ↓
    4.インターベンション(援助開始)
        ↓
    5.モニタリング(分析・評価)
        ↓
    6.エヴァリュエーション(事後評価)
        ↓
    7.ターミネーション(終結)

    原則的に、1から7へ援助は進みますが、必要に応じて
    前の段階に戻ることがあります。
    これから1つ1つの段階をご説明します。

    訪問援助は原則、本人の了承を得てから開始します。

    アウトリーチ神戸は原則として、こもっているご本人の了承を得てから
    訪問します。
    これは、ご本人の居場所を脅かさないためです。
    ご本人の了承が得られない、またはご本人とのコミュニケーションができない
    場合は、まず一度「お問い合わせ」をお願いします。

    1. インテーク(受理面接)

      ここが一番初めの段階になります。
      ここでは・・・

      ・ご本人・ご家族のお話を十分にお聴きます。

      これに時間のほぼすべてを使います。
      もちろん皆さんのお話したいように話していただいて結構です。
      秘密は守ります。また、話したくないことは話さなくても大丈夫です。

      ・ご本人・ご家族のお話を十分にお聴きした上で、私ができる援助を
       お話します。

      お話をお聴きした上で、私ができる援助をお話します。
      また、他の相談援助機関をご存知ない場合、その特徴などもお伝えします。
      その上で、みなさんに私の援助を受けるかどうかの判断を仰ぎます。
      援助を受けようと思われたら、次のアセスメントの段階へ移ることになります。

      もし、、みなさんが私の援助を受けようと思わなくても、気をつかったり、
      申し訳なく思う必要は全くありません。
      サービスを利用するのはあなた方だからです。
      私の情報の中から他の相談機関をご紹介します。よろしければそちらに
      行ってみてください。
      みなさんに合った援助が見つかることが、なによりも大切です。
      そして、また私に話してみようと思われたら、気兼ねなくお越しください。

    2. アセスメント(事前評価)

      インテークの内容をふまえて、ここでは・・・

      ・インテークでお聴きしたお話をもとに、より詳しいお話をお聴きします。

      インテークの段階では、あなたに十分話していただくことを中心に進めました。
      それを踏まえてこのアセスメントの段階では、私から「どのような状況で
      こもられたのでしょう」や「これまでのいきさつはどうでしたか」などの
      質問をします。私自身もしんどかったときの状況を思い出すのは辛いものです。
      ですからここでもあなたが話したくないことは無理に話さなくても結構です。
      お話できる範囲でいいのです。

      ・お話いただいたことを元に、これからご本人・ご家族、そして援助者
       である私がどうして行くのか、の見通しを立てます。

      この時も私から一方的に見通しは立てません。ご本人・ご家族の希望や
      考え、想いを中心にみなさんと共に考えていきます。あくまでも中心は
      みなさんです。私はみなさんを支えます。

    3. プランニング(援助計画)

      アセスメントの見通しを元に、ここでは・・・

      ・より具体的な援助計画を決めます。

      「援助計画」と言っても、おおげさなことや、立派なことを決める必要は
      全くありません。できるだけ具体的で身近にできることから目標を決め、
      優先順位を定め、計画を立てます。ただ「まずは毎週1回、援助者と
      60分会う」というものでも援助計画といえます。毎週援助者と会うだけ
      でもエネルギーがいることなのです。もちろん、ここでもご本人・ご家族の
      希望に沿う形で計画を立てていきます。

    4. インターベンション(援助開始)

      プランニングに基づいて、ここでは・・・

      ・具体的な援助が始まります。

      プランニングで決めた目標、優先順位、計画を意識しながら援助を
      始めます。

    5. モニタリング(分析・評価)

      インターベンションを行った後、ここでは・・・

      ・援助が計画に沿って進んでいるか、また実際に問題や課題に対して
       援助が有効か、などを分析・評価します。

      私も援助の分析・評価をし、みなさんにお伝えしますが、ここでも本人や
      ご家族の分析や評価が大切な基準となります。分析・評価といっても気負う
      ことはありません。「うまくいっている気がする」「ちょっとなにか違う感じ」
      という感想や感覚で結構です。そこからより深めていくことができます。
      大切なのは意識して振り返ることです。

      ・ここでの分析・評価によって2.アセスメントや3.プランニングに戻って、
       よりよい援助にしていきます。

      柔軟に計画を見直していくことが、よい変化へとつながります。

    6. エバリュエーション(事後評価)

      ・この段階に入るには、私もみなさんも
       「アウトリーチ神戸の援助は必要無くなってきたなぁ」
       と思えるようになってからになります。

      ここでいう事後評価とは、今までの援助関係全体を振り返って評価する
      ことです。援助関係を終える準備をする段階だといえます。

    7. ターミネーション(終結)

      援助を終える最終段階です。基本的には・・・

      ・問題や課題がみなさんの力によって解決・達成された。
      ・問題や課題が残されていてもみなさんの力で解決・達成できる。
      ・「もう大丈夫だ」と私もみなさんも思える。
      といった状況にあるときに終結を迎えます。

      「終結」とはいいますが、またアウトリーチ神戸の援助が必要になった
      ときには、いつでも再開できます。

  • 料金

    入会金や年会費は必要ありません。

    ・訪問援助費用
    1回60分
    18才未満  7000円
    18才以上 10000円

    交通費は実費を頂きます。

    ・週1回の月4回 が標準的な援助です。
    他に2週間に1回の月2回、1ヶ月に1回
    というご利用もできます。
    これはご相談の上決定します。

    1回あたりの面接時間は60分が原則です。
    延長を希望される場合は相談の上、決定します。

    ・他の機関との連絡・調整、仲介費用
    1案件につき 3000円 (交通費別・実費
    (ただし、他の機関との連絡・調整や仲介を希望されない
    場合は、この費用は発生しません)

    ・訪問可能時間は、朝10時から夜11時までです。
    昼夜が逆転しているなら、夜お伺いすることもできます。
    訪問は、土曜・日曜・祝日も可能です。

    ・料金は月ごとの後払い制です。

    ・ご家族のみのご相談もお受けしています。

    ・また、訪問ではなく相談室での相談も行っています。
    詳しくはお問い合わせ下さい。
    連絡先のページはこちらです。

  • お申し込み・お問い合わせ

    ・お手紙・お電話・FAX・Eメールで受け付けています。
    あなたのお気持ちを伝えやすい形で、どうぞご連絡ください。

    〒653−0806 兵庫県神戸市長田区大丸町3丁目11−1
              アウトリーチ神戸 藤本圭光 宛

    TEL/FAX   (078)691−4016
              訪問援助中は留守番電話になっています。
              お手数ですが、メッセージを入れて下さい。
              折り返しご連絡を差し上げます。

    Eメール 
         メールアドレスの表記は、スパムメール対策のため画像に
         なっています。お問合せの際はお手数ですが手入力して
         くださるようお願い致します。
         また、このホームページ内の「メールを送る」のページからも
         メールをお送り頂けます。

  • 社会的ひきこもり・ニートをめぐる環境図



    上の図は社会的ひきこもり・ニートをめぐっての、
    本人を中心にした環境図です。
    本人の周りには様々な機関やサービスがあります。
    不登校をめぐる環境には大きく分けて・・・

    本人とその身近な環境
    労働系機関
    福祉系機関
    医療系機関
    司法系機関
    心理系機関
    民間団体
    宗教系機関
    世間の目・世間体

    があります。
    ではひとつひとつ見ていきましょう。

    • 本人とその身近な環境

      本人

      1番中心にいる1番大切な人です。

      このアウトリーチ神戸の環境図では本人を中心に考えます。
      しかし、機関やサービスによっては違うところに中心を
      置くところもあります。

      家族

      1番中心にいる1番大切な人です。

      本人の一番身近にいる人たちです。

      本人と生活全般で繋がっています。また、感情面でも深い繋がりが
      あります。本人には本人の、家族には家族の想いがあります。

      友人

      「友人」とは「本人が心を通わせている人」と考えてください。

      性別、年齢関係なく、本人はその人のことを大切に思い、友人も
      本人のことを大切に思っている、そんな対等な関係です。

      お互いを大切に思いあう友人の存在によって、元気になることは
      多くあります。

    • 労働系機関

      労働系機関は基本的に「就労」をゴールに設定します。
      ご本人が心身共に就労への準備が出来た後につながると、
      よい結果が得られます。

      しかし、ご本人が「就労」と聞いて心身が動かなくなる場合、
      少し他の機関やサービスにつながる方がよいと、アウトリーチ
      神戸は考えます。

      似たような名前で多くの機関があります。
      これは、県や国(厚生労働省・経済産業省)、独立行政法人
      などが独自にサービスを行っているためです。

      利用の際、まずポイントになるのが年齢です。
      まずは、対象年齢をホームページで確認した上で、アクセス
      しましょう。

      若者サポートステーション

      対象年齢は、おおむね15歳から35歳未満の方とその保護者
      の方です。

      臨床心理士によるカウンセリングやキャリア・コンサルタント
      による相談を中心に、セミナーや就業体験なども行っています。

      兵庫県には神戸市内と姫路市内の2か所ありますが、どちらを
      利用してもかまいません。

      こうべ若者サポートステーションへのリンク
      ひめじ若者サポートステーションへのリンク

      若者自立塾

      対象年齢は、おおむね35歳未満の方です。

      3ヶ月間の合宿形式による集団生活をします。
      その生活の中で、働くことについての自信と意欲を持ち、
      就労できるようにすることを目的としています。

      具体的な中身は実施団体により、かなり異なります。
      事前の見学は必須です。

      全国の若者自立塾に関する情報サイトへのリンク
      神戸市内で2007年9月から実施予定の自立塾に関するサイトへのリンク

      ヤングジョブスポット

      ヤングジョブスポット神戸は閉所されました。
      (2007年4月現在)
      大阪と東京は継続しています。

      対象年齢は、おおむね30歳までの方です。

      実際に仕事を探している人だけでなく若者全般向けの
      就労支援機関です。

      「働くこと」を考えるセミナーやイベントなど、
      ジョブカフェに比べ就職活動以前の段階を主にサポート
      しています。

      ヤングジョブスポットOSAKAへのリンク

      ジョブカフェ

      対象年齢は、おおむね35歳未満の方です。

      就職に関する相談(キャリアカウンセリング)、
      就職のための無料セミナー、職場体験、職業紹介、
      就職後フォローアップカウンセリングなどを行っています。

      「一貫した多くのサービスをここ1箇所でまとめて受けられる」
      という「ワンストップサービスセンター」がコンセプトです。

      若者しごと倶楽部 (ジョブカフェひょうご)へのリンク

      ヤングワークプラザ

      おおむね30歳未満の方を対象としています。

      ヤングハローワークとも言われます。
      いわゆる「フリーター」の方が「正社員」になることを
      サポートする機関です。

      ヤングワークプラザ神戸へのリンク
      (ページは「ハローワークプラザ三宮」となっています。
      これは従来のハローワークの役割と「マザーズハローワーク」が
      併設されているためです)

    • 福祉系機関

      福祉系機関の特徴は3つあります。

      本人だけに着目するのではなく、周りの環境も同じだけ
      考慮にいれます。
      いわゆる「社会的ひきこもり」「ニート」では本人に限らず、
      家族や社会環境の状態も考慮します。

      本人だけでなく家族や社会環境にも具体的な行動を行い、
      働きかけます。それにより、本人と環境両方の変化を
      うながします。その目標は、本人と環境のどちらか一方だけ
      が折れることなく、調和することです。

      福祉は「援助」を行います。「援助」という考え方は、
      「援助の中心はあくまでも本人である。援助者(専門家)
      ではない」(本人の気持ちに援助者がついていく)という
      ものです。

      ですから福祉では、本人や家族のみなさんを「利用者さん」
      と呼んだりします。これは、みなさんがサービスや援助者を
      利用し、活用していくという意味が込められているのです。

      厚生労働省

      いわゆる「社会的ひきこもり」「ニート」に関する行政全般を
      行っています。「社会的ひきこもり」「ニート」に関する
      レポートをホームページで公開しています。

      厚生労働省へのリンク
      10代・20代を中心とした「ひきこもり」をめぐる地域精神保健活動のガイドライン

      精神保健福祉センター

      精神保健分野の相談機関です。中心は心の病を持つ人々へ
      の援助ですが、「精神保健」は心の健康全般を範囲とします。
      近年では「ひきこもり」の援助に関して、中心的な役割を
      期待されています。

      主に精神保健福祉相談員(精神保健福祉センターの相談援助職
      の名称)が相談に応じます。

      神戸市立精神保健福祉センターへのリンク (神戸市内に在住の方はこちらへ)
      兵庫県立精神保健福祉センターへのリンク (神戸市以外の兵庫県内に在住の方はこちらへ)

      保健所・健康福祉事務所

      保健所・健康福祉事務所は、地域の公衆衛生の実践機関
      ですが、いわゆる「社会的ひきこもり」の相談にものります。

      保健所・健康福祉事務所によってはいわゆる「社会的ひきこもり」
      の集まりを独自に開催しているところもあります。

      神戸市内の保健所・各区保健福祉部の所在地・連絡先一覧
      兵庫県内の保健所・健康福祉事務所の所在地・連絡先一覧

    • 医療系機関

      医療系機関の特徴は3つあります。

      医療機関は「病気の治療」を目的とします。「治療」とは
      「治すこと」ですが、最大の特徴は「薬で治すこと」です
      (中には薬を使わないお医者さんもおられます)。

      治療は「医者が患者を治す」のが基本です。従って
      「患者が医者についていく」という関係になります。
      しかし、近年インフォームド・コンセントによって、
      できるかぎり本人や家族の意向を尊重する(「医者と患者が
      共に治す」)流れになってきています。

      そもそも
      「ひきこもり」は病気なのか?医療機関にかかるべきなのか?
      という議論があります。

      病院・診療所

      まず、病院と診療所の違いですが、単純に規模の違いと考えて
      結構です。
      時々、「病院だから高度な治療を行い、診療所はそんなに
      医療技術は高くない」と考えておられる方がいますが、
      そんなことはありません。

    • 司法系機関

      司法系機関の特徴は4つあります。

      司法機関は法律に基づいて「判断すること」、「裁くこと」、
      「罰すること」を主な機能としています。しかし、
      「立ち直らせること」も重要な機能と位置づけられます。

      実際に犯罪を犯してなくても、主に家庭内暴力を伴ったり、
      家出を伴う場合などについての相談などを受付ています。

      しかし一般的に言って、家族が司法系機関に相談した場合、
      本人の抵抗感はかなり高いものになるので注意が必要です。

      また、憲法に基づいて、人権を守ることも司法系機関の役割です。

      警察

      各都道府県警察本部に相談窓口があります。非行や犯罪被害に
      関する相談や、家出、喫煙などの相談に応じています。

      兵庫県警察本部 少年相談室へのリンク

      地方法務局

      人権を守る国の機関です。
      生きていく権利や幸福に生きていく権利は、国によって保障
      されています。人権を侵す行為があった場合、その人権を
      守ります。

      神戸地方法務局 人権相談所へのリンク (兵庫県内の各支局も掲載されています)

    • 心理系機関

      心理系機関の特徴は3つあります。

      まず確認しておきたいことは、「カウンセラーの国家資格は無い」
      ということです。(現在、国家資格化の動きはあります)
      現段階では、誰でも今日から「私はカウンセラーです」と言えて
      しまいます。その結果、街には「カウンセリングを行います」という
      機関や民間団体が数多くあります。しかし、そこにいるカウンセラーの
      力量には非常に大きな幅があります。カウンセラーを選ぶときには
      注意が必要です。

      国家資格ではありませんが民間の資格として「臨床心理士」があります。
      臨床心理士はスクールカウンセラーや、福祉系機関の児童相談所、
      医療機関の病院や診療所にもおられます。
      臨床心理(一般にいうカウンセリング)の専門家と言っていいでしょう。

      (財)日本臨床心理士資格認定協会のホームページへのリンク 「臨床心理士とは」のページををご覧ください

      まだまだ臨床心理士の数は十分ではありません。
      しかし、不登校分野におけるスクールカウンセラーをはじめ、福祉系機関の
      精神保健福祉センターや医療系機関の病院・診療所には「心の専門家」が
      おられます。
      それらの機関を訪問すれば、サービスを得ることができます。

      「カウンセリング」という言葉をよく聞きますが、「心理療法」の中の
      一分野と言えます。
      心理療法については、「心理療法とは何ですか」をご覧ください。

      カウンセリングオフィス

      ここでいう「カウンセリングオフィス」とはカウンセラーが開業し、
      独自に運営している機関のことをさします。

      注意したいことは特徴のところでも紹介したとおり、現在カウンセラーの
      国家資格がないため「自称カウンセラー」として誰でも開業できて
      しまうことです。開業しているカウンセリングオフィスを判断する時には
      臨床心理士の資格を持つ人がいるのかどうかが、判断の目安になるでしょう。

      また『臨床心理士に出会うには』という本も発行されています。この本には
      開業された臨床心理士の情報も載っています。大きな書店に行けば心理学の
      棚においてあります。参考にご覧になってください。

      大学内相談室

      大学内に設けられた相談室です。臨床心理学系を教えている大学に設置
      されている場合があります。在学生だけでなく、一般の人たちの相談を
      受け付けているところがあります。

      大学内相談室は学生の実習を行う場でもあります。ですから相談担当者が
      臨床心理学を学ぶ大学院生の場合があります。しかし、必ず教員や大学院
      修了者の指導を受けています。

      実習の場だということもあり、利用料金は無料から低額のところが多いです。

    • 民間団体

      民間団体の特徴は次の点です。

      民間団体は多種多様にあります。民間団体は自分たちの考え方に従って
      サービスを行っています。ですから、利用する際には「どんな考え方に
      基づいてサービスを行っているのか」を見極めることが必要です。

      判断基準としては・・・

      ・実際に提供されているサービスの内容は具体的にどういうものなのか。
      ・実際に利用している人たちはどんな人たちなのか。
      ・そこで働いている人たちの考え方や方法、想いはどういったものなのか。
      ・サービス利用料金はいくらなのか。
      ・機関やサービス自体は使いやすいのか(場所・利用時間など)。
      ・みなさんの好みにあいそうか。

      といったことです。

      また、いわゆる「社会的ひきこもり」「ニート」に関しては、
      次のような判断基準も考えられます。

      以下、この点を見ていきましょう。

      1. いわゆる「社会的ひきこもり」「ニート」を「悪」と考えるか、
        「善」と考えるか。

        この点は団体によって考え方が大きく違います。
        またいわゆる「社会的ひきこもり」「ニート」を考える上で
        重要なポイントです。

        「悪」と考える団体は
        「いわゆる「社会的ひきこもり」、「ニート」は一刻も早く
        脱出すべきことです。このままでは生きていけませんよ。
        私たちの所にくれば、社会復帰できますよ」
        と言うでしょう。

        「善」と考える団体は
        「いわゆる「社会的ひきこもり」、「ニート」人たちこそ、
        次の時代を担う人たちです。今の社会が悪なのです。
        時代遅れです。社会復帰などする必要などありません。
        私たちのところにくれば新しい生き方ができますよ」
        と言うでしょう。

        極端な言い方を2つ書きましたが、それぞれの団体は、
        この極端なポイントからポイントまでのどこかに位置してきます。

        この極端な2つの考え方には部分的に正しいところもあると
        私は思います。
        ですが、いわゆる「社会的ひきこもり」、「ニート」が「悪」であるか、
        「善」であるか、という二者択一は成り立つのでしょうか?

        そもそも「社会的ひきこもり・ニートは悪である」、「社会的
        ひきこもり・ニートは善である」と言った時、「社会的ひきこもり・
        ニート人は悪だ」、「社会的ひきこもり・ニート人は善だ」
        と本人の評価に直結します。
        それは本人のためになるのでしょうか?

        アウトリーチ神戸はこう考えます。
        いわゆる「社会的ひきこもり」「ニート」は悪でも善でもありません。
        今、本人が「必要だから」、「そうならざるをえないから」
        社会的ひきこもりやニートをしている、と。

        一番大切なことは社会に十分に関われない本人の気持ちです。
        それは「悪」とか「善」で割り切れるものではありません。
        本人ではない誰かが「社会的ひきこもりやニートは悪だ」とか
        「社会的ひきこもり・ニートは善だ」という意味づけをすることは
        本人の生き方を大きく制限する場合があります。
        自分の意味を見つけていくのは自分自身なのです。

        アウトリーチ神戸は自分自身の意味を自分の力で見つけようとする
        本人や家族を支えます。

      2. 社会復帰・社会参加(学校復帰や就労など)を前提とするのか、
        しないのか。

        この点は「いわゆる「社会的ひきこもり」、「ニート」を
        悪と考えるのか、善と考えるのか」に通じるところがありますが、
        ぜひ確認しておきたい点です。

        社会復帰・社会参加を前提とした団体の場合、それに向けた
        指導や援助が行われます。
        「前提」としているからには「社会復帰・社会参加」が指導や
        援助のゴールになります。本人や家族が社会復帰・社会参加は
        難しいと考える場合にも、社会復帰・社会参加を目標とした
        指導や援助が行われます。

        社会復帰・社会参加を前提としない団体には2タイプあります。
        1.「社会に復帰しないこと」を前提にしている団体。
        2.そもそも前提を設けない団体。

        1.は「社会こそが悪だ」と考えたり「ひきこもり・ニートの
        人こそ善だ」と考えたりする団体に見受けられます。
        本人や家族が社会復帰や社会参加を望む場合にも、それをしない
        ことを勧められます。

        2.がアウトリーチ神戸の考え方になります。そもそも「前提を
        設ける」ということは、本人や家族が自分たちの生き方を見つけ、
        決めていく、という原則に反します。前提を設けた者(つまり団体
        の運営者)がゴールを決めることになるからです。

        アウトリーチ神戸は本人や家族の考えや想いを大切にします。
        ゴールを初めから決め付けることはしません。
        みなさんが自分にとってよりよい選択を、迷いながら、間違えながら
        していっていいのです。
        その道程をアウトリーチ神戸は共に歩みます。

      3. スタッフは専門家かそうではないのか。

        団体のスタッフが専門家かそうではないのかも基準になります。
        ここで大切なことは「専門家だからいい、専門家じゃなければ
        ダメだ」ということはない、ということです。

        私も含めて専門家はどうしても「分析」や「分類」をしがちです。
        しかし本人や家族は一人の人間です。
        そう簡単に「分析」や「分類」ができるわけはありません。
        もし、簡単に出来ると考える専門家がいるならそれは、生きている
        一人の人間をあたかも「分析でき、分類できる物」として見ている
        のではないでしょうか?
        それはその人の人間としての存在を否定していることになります。

        かたや、専門家でない人は「分析」や「分類」をすることなく
        「その人のありのまま」を受け入れようとする人がいます。
        そのような人は専門家にはない貴重な力を本人や家族に与えます。
        しかし、その人の価値観や経験がもとになっていることが多いため、
        「相性が合えばうまくいくが、合わないとだめ」という状況が
        しばしば起こります。

        アウトリーチ神戸は専門家が援助します。
        援助方法は専門的な援助を提供します。
        しかし、できるだけみなさんの「ありのまま」を受け入れようと
        努力します。
        そして、他の関係者にもそれを伝えていきます。

      4. その団体のバックグラウンドは何か。

        団体には必ずバックグラウンドがあります。
        ここでいうバックグラウンドとはその団体の基礎となる考え方を
        指しています。
        アウトリーチ神戸のバックグラウンドは「福祉」、「ソーシャル
        ワーク」です。

        バックグラウンドの種類には「福祉」の他に「教育」、「医療」、
        「心理」、「司法」、「宗教」などがあります。

        また民間の団体では「自分のひきこもり・ニート経験」、
        「自分の子どものひきこもり・ニート経験」がバックグラウンドの
        ところも多くあります(アウトリーチ神戸の代表者も「自分の不登校
        経験」からこの仕事を立ち上げました)。

        アウトリーチ神戸が他の団体のサービスを見るとき、このバック
        グラウンド見ることにしています。
        意識しているにせよ、意識していないにせよ、バックグラウンドは
        その団体の活動の基礎を成しているからです。

        アウトリーチ神戸を例にすると、代表である私は不登校経験者です。
        初めのバックグラウンドは「自分の不登校経験」です。
        しかし、「自分の不登校経験の範囲は限られたものだ」と私は考えて
        いました。ですから、自分の経験が他の人にそのまま役立つとは
        思えなかったのです。そこで「福祉」「ソーシャルワーク」を学び、
        より一般的な援助の考え方・方法を学びました。「自分の不登校経験」に
        プラスして「福祉」「ソーシャルワーク」のバックグラウンドを得た上で
        アウトリーチ神戸を立ち上げました。

        しかし「福祉」も万能ではありません。
        得意とする範囲、適用できる範囲があります。
        「福祉」が得意としない範囲、適用できない範囲のことは、他の「教育」
        や「医療」、「心理」、「司法」などと連携します。

      5. 本人や家族がスタッフについていくのか、スタッフが本人や家族に
        ついていくのか。

        団体のサービスを受ける場合、この点も重要になります。
        どちらが良くて、どちらが悪い、というわけではありません。

        まず、「本人や家族がスタッフについていく」場合は、本人や
        家族の考えや想いと、スタッフの考えや想いが一致していると
        効果は大きいのですが、ズレてしまうとかなりしんどくなってきます。
        スタッフの側の考えや想いがしっかりと固まっている場合、本人や
        家族の考えや想いを、スタッフに合わせなければならない場合が
        あります。その時には、本人や家族の負担が大きくなります。

        次に「スタッフが本人や家族についていく」場合は本人や家族が
        自分たちの道を自分で決めていくための自由があります。
        しかし、自分のことは自分で決める、というのはかなりしんどいもの
        です。しかし「スタッフが本人や家族についていく」場合、スタッフは
        本人や家族のしんどさ、迷ったり間違えたりするしんどさも含めて
        本人や家族を支え、援助していくことになります。
        アウトリーチ神戸はこちらになります。

        主に「教育」、「医療」をバックグラウンドにしている団体は、
        「本人や家族がスタッフについていく」形になります。
        主に「福祉」、「心理」をバックグラウンドにしている団体は、
        「スタッフが本人や家族についていく」形になります。
        しかし、現代では一概には言えなくなってきました。
        大切なことは、その団体が「本人や家族がスタッフについていく」
        「スタッフが本人や家族についていく」そのどちらに比重をおいている
        のかを見極めることです。

      6. 本人や家族が団体のところに行くのか、その団体が本人や家族の
        ところに来るのか。

        団体のサービスはどのようにして受けられるのか、その中でこの
        ポイントが出てきます。
        これもどちらが良くて、どちらが悪い、というわけではありません。

        まず、「本人や家族が団体のところに行く」ということですが、
        ほとんどの団体のサービスがこのやり方をとっています。
        教育相談や医療機関の診察・治療、心理療法などはこのやり方が
        ほとんどです。

        次に「その団体が本人や家族のところに来る」ということですが、
        このやり方をとるサービスはまだまだ少ないのが現状です。
        ボランティアでのサービスはあっても専門家のサービスは少ないです。

        初めにも書いたように、どちらが良くて、どちらが悪い、というわけ
        ではありません。

        本人が同年齢の仲間と過ごしたい場合、「本人が団体(仲間)のところ
        に行く」ということこそ大切ですし、「家庭の外に出て行く」ということ
        がリフレッシュにつながることもあります。

        団体の方から本人や家族のところに来るサービスは、外に出て
        行くためのエネルギーは必要としませんが、迎え入れる
        エネルギーが必要になります。特に本人が他人を家に迎え入れる
        のを嫌がる場合、迎え入れることには特に注意が必要です。
        それは、家が不登校の本人にとって「最後の砦」となっていること
        があります。そのときに他人を迎え入れることは最後の居場所を奪う
        可能性があります。このようなことは絶対にあってはならないこと
        です。アウトリーチ神戸では、訪問援助は原則、本人の同意が必要です。
        これは本人の「最後の砦」を守りたい、という想いがあるからです。
        もし、本人の同意が得られないまま援助を始めざるを得ない場合でも、
        出来るだけ初期の段階で同意を得ます。

        本人や家族が団体のところに行くにせよ、団体の方から本人や家族の
        ところに来るにせよ、大切なことはみなさんが「今、自分たちに必要な
        サービスはなにか」を見極め自分たちから外に出て行って得る時なのか、
        外からサービスを迎え入れる時なのかを判断することです。

      親の会

      いわゆる「社会的ひきこもり」や「ニート」子どもをもつ
      親の会です。
      親の会は「自助グループ」や「セルフヘルプグループ」など
      とも呼ばれます。
      つまり、「社会的ひきこもり」や「ニート」の子どもを持つ
      親同士が共に支えあう会」なのです。
      会には専門家が いる場合もありますが、会の運営は主に
      親の方々があたられていることが多いのです。

      親の会に参加し、自分の子どもの状態を話すと、かなり気持ちが
      楽になります。親の方が家庭の中に閉じこもり、「この気持ちは
      誰にも分かってもらえない」と思っているとき、外に出て同じような
      思いをしている人たちに話を聞いてもらうだけで、かなり気持ちは
      楽になるものです。

      親の会も、会ごとの価値観や考え方があります。
      一度参加してみて、雰囲気をよくつかんで下さい。

      NPO法人神戸オレンジの会へのリンク(親の会を定期開催しておられます)

      居場所

      いわゆる「社会的ひきこもり」や「ニート」の人が集まる
      スペースです。
      「居場所」では基本的に就労支援などは行われません。
      それこそが特徴なのです。
      ご本人にとって安全で安心な場所を提供すること。
      それが居場所の役割です。

      ただ、居場所はそれぞれに特徴があります。
      見学できるのなら、その後利用することをお勧めします。

      常時開設された居場所や、公共の機関を利用しての定期的に
      設けられる居場所があります。

      NPO法人神戸オレンジの会へのリンク(ご本人のための居場所を開設しておられます)

      共同生活施設

      民間の施設です。
      実施団体によって、受け入れ年齢や費用が異なりますので事前に
      調べることが大切です。

      基本的に集団共同生活と就労がセットになっています。
      特にひきこもっていた方がいきなり入所する場合は、一度体験生活を
      することをおすすめします。

      以下は共同生活施設として活動暦の長い施設へのリンクです。

      NPO法人青少年自立援助センターへのリンク
      NPO法人北陸青少年自立援助センターへのリンク

    • 宗教系機関

      宗教系機関の特徴は3点あります。

      宗教は不登校状態を「教育」や「医療」、「福祉」、「心理」、
      「司法」とは違う側面から見ます。深い洞察を得られることが
      あります。

      様々な宗教団体が相談を受け付けています。主に面接による
      相談を行っています。

      もし、あなたが特定の宗教に入信しているなら、そちらに相談
      するのもいいと思います。特定の宗教に入っていない方も、
      宗教系機関の相談を申し込まれることは、団体によっては可能
      です。

      ただし、注意することは宗教の特徴として、あなたの価値観や
      人生観、世界観を大きく規定する可能性があります。本来
      持っている自分の価値観や人生観・世界観を生かせるところを
      選ぶことが重要です。

      アウトリーチ神戸は特定の宗教とは関係ありません。
      また、ご本人やご家族が入信されている場合は、それを尊重します。

    • 世間の目・世間体

      世間の目・世間体については2つのポイントがあります。

      意識していなくてもこの「世間の目・世間体」は私たちに
      大きな影響を与えています。この「世間の目・世間体」に
      よって動けなくなることは多くあります。

      「世間の目・世間体」を考慮することが必要な時もあります。
      しかし、気をつけたいのは「世間の目・世間体」で自分を
      縛りつけたり、誰かを(特に本人を)縛り付けたりしない
      ことです。

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