kuroyagiの虫眼鏡

このページはいつもkuroyagiが心がけている等身大の視点から、
様々な物に超接近した視線に切り替えての徒然なることです。
虫眼鏡とはありますが、色んなことに注目していきたいと思います。

コハナムグリ
マイマイカブリ
毛氈苔
芋虫
ハサミムシ
黒大蟻
紙魚
ムカデ

レンゲ
尺取虫
蟋蟀
クマバチ
サクラ
ケラ


鬼蜘蛛
ハンミョウ 
ビロードコガネ
ハエトリグモ
コメツキムシ
ナナフシ
風船葛
針金虫
玉虫
油虫

糸蜻蛉
蓑虫New
ダンゴムシ
夜盗虫
ドングリ
スズメバチ
セイボウ
カタツムリ
天道虫
蟻地獄

竈馬

コハナムグリ
コハナムグリはコガネムシに似ている。
しかしコガネムシみたいに金属光沢はない。
艶消しの深い緑色で
背中に黄みがかった白い点々を
背負っている。
薔薇やボタンの花弁の中に
潜り込んでいることが多いのだけれども
大抵はご馳走の花粉に包まれて
真っ黄色になっている。
手に持つと何だか暖かくって、
ギュウギュウと指の間に潜り込んでくる。

クマバチ
春になると藤棚なんかで
ブンブンと唸っている黒と黄色の蜂、
あれがクマバチ。
性格は大人しいので刺すことは
滅多にないけれども
姿形が恐ろしいので
側に来ると思わず逃げまどってしまう。
かれた木の枝などをくりぬいて
中に花粉を蓄えて巣を作る。
大体数個の固まりを中に入れ
それぞれに一個ずつ卵を産む。
結構なわばり意識が有るみたいで
空中でホバリングしながら
同じ種のクマバチが来るのを見つけると
直ぐに追い払いにかかる。
ちなみに地方によっては
スズメバチのことをクマバチと呼ぶらしい。
その猛々しさから来たネーミングかな?

針金虫
名前の通り本当に針金そっくり。
水のないところではじっとしているけれども
水のあるところに行くと
ぐにゅぐにゅ動く!!
エンガチョ!!
カマキリなどに寄生する生き物で
秋口にカマキリのお腹から出てきて
水の中に卵を産む。
それが藁しべ長者じゃないけれども
巡り巡ってまたカマキリのところまで来る。
長さ30pくらい?
見たくない!!

カタツムリ
カタツムリもまた子供の友達。
雨降り後に出てきて
あちこちをぬめぬめと這うところ等は
あのナメクジ君とちっとも変わらないのに、
ちょっと固い殻があるからと言って
その扱いが全然異なって来ている。
要は持つところが有るか無いかの
差なのかなあ?
雌雄同体とのことで
どのカタツムリもお父さんでありながら
お母さんでもある。
右巻きのも左巻きのもいて
中には殻に髭まで生やしているやつが居る。
空気が乾燥してくると
殻の入り口に膜を張って閉じこもる。
うねうね這いながら
ヤスリのような舌で食べ物を舐めとって
食事をする。

ムカデ
草木が多い場所で
少し湿り気の多い場所には
こいつがいることが多い。
害虫を食べてくれるから
本来は益虫なのだけれども
かぶりと噛まれると
その毒の性でとても腫れるし
とんでも無く痛いことから
嫌われ者になっている。
それに姿の方も毒々しくって
あんまり素敵とは言い難い。
普通見かけるムカデは
「百足」とは書くけれども
足が百本有るわけではない。
21対つまり42本が多い。
そしてその足の一番前の物が
噛む時の牙の役割をしているとのこと。
以前30p近い物を見たことがあるけれども
あれはもう物の怪の域だった。

ビロードコガネ
体長1pくらいの小さなコガネムシ
真っ黒に近い色で
それがビロード状になっている。
触るとすべすべで
まさにビロードそのもの。
何でこの虫は背中にビロードを
背負わなくてはならなかったのか?
ちっちゃくって丸まっちい虫だけれども
不思議なやつです。

夜盗虫
庭に植えている植物が
一晩経つとすっかり食い荒らされている。
そんなことがあると
大体こいつの性だと思って間違いない。
ヨトウガの幼虫で
焦げ茶色した青虫と言った感じで
土の中にいる。
そして暗くなると出てきて
そこいらの植物を食い荒らす。
だから「夜盗虫」とは
良く名付けた物だ。
土を掘り返していたりすると
良く巡り会う。
つまむとプニョッとしていて
虫が嫌な人でなければ
感触は悪くないかも?

毛氈苔
こいつは何だか難しい字だ。
「もうせんごけ」と読む。
偉そうなことを言っても
この字を書けと言われても絶対に書けない。
湿地に生えている食虫植物で
ちっちゃな葉っぱに付いている
とげとげの先のネバネバで虫を捕らえ
溶かして養分にしてしまう。
そのネバネバに日が当たると
キラキラしてとても綺麗。
こんなに綺麗なのに
しっかりと食虫なのだから面白い。
子供の頃カエル取りに行った時、
群生しているところを見つけて
興奮したことがある。


昔子犬を家に入れたとき
首の後ろの毛の中を
もぞもぞと動き回っているのを
初めて見て捕まえた。
ちっちゃくって
平べったくって
小豆色みたいな感じで
しかもめっぽう丈夫!
捕まえてつぶそうと思っても
生半可なことではつぶれない。
上手く逃げないように押さえ込みながら
爪と爪の間でぎゅうっとやると
初めてつぶれる。
しかし注意しないと
ピョンと飛び跳ねよう物なら
何処に行ってしまうか
全く分かった物ではない。
猫や犬に付く蚤は
人間にはつかないと言うけれども
そうではないらしいという話を
聞いたことがある。
いずれにせよ
我が家で逃げたときには
バル○ンを焚くことになってしまった。

ハエトリグモ
家の壁なんかをちょこまかと走り回っている
小さなクモがこいつハエトリグモ。
巣は作らずに近くに来る虫に飛びかかって
エサにする根っからのハンターだ。
視力の方はかなり良いらしく、
結構遠くからでも
物の動きを追いかけているように見える。
どこかに飛びつくときはとても用心深く
必ず糸をどこかに付けてから
飛び上がるようにしている。
だから失敗して落ちても
ちゃんと安全なようになっている。
以前kuroyagiのパソコンのモニターに留まり
画面上のカーソルを追いかけたのには
笑わせられた。
早川から出ている「魔法の国ザ○ス」
の第三巻「ルーグ○城の秘密」には
そのハエトリグモと
男の子の冒険の話が載っている。
面白いから必見。

ドングリ
ドングリと一口に言っても
沢山の種類がある。
椚もあれば樫もあるし楢もある。
他にもいっぱいあるけれども
秋に艶やかな実を付け
子供達の格好の宝物になる。
爪楊枝を刺してヤジロベーにしたり
独楽にしたり・・・。
しかしいったん地上に落ちたドングリは
少し困ったところがある。
置いておくと中から
白い何かの幼虫が出てくるのだ。
何かの入れ物にたんまりと入れておくと
とんでも無い量の虫が出てきて
腰を抜かすこともある。
この幼虫、
おそらくはゾウムシの一種だと
思うのだけれども
虫嫌いの人には極めて不評だ。
そのせいでドングリ嫌いになる人もいる。
でも秋になるとやっぱり
集めたくなる・・・。

芋虫
夏の暑い時期
その日差しに負けないような
濃く甘い香りをさせてくれる花に
クチナシの花がある。
この植物の葉が急に無くなってきたら
ご用心!
大概スカシバと言う
スズメ蛾の幼虫が大きく肥え太って
どこかにいるはずです。
濃い緑のもいますが
淡いパステルカラーの緑のもいる。
ここまで書くと何だか綺麗な感じがしますが
はっきり言って
青虫です。
でも普通の青虫と違うのは
お尻に一本角があること。
一般に言う芋虫とは
こいつのこと。
でも何処が芋に似ているのでしょうかね?


ウワ!
これは少し書きたくなかったな。
沼や池の流れのほとんど無い場所にいて
人や動物の血を吸って生きている。
素足で水の中に入っていると
いつの間にかひっついていて
ぎゃー!と
ぶったまげることになる。
あの小さな身体だから
ほんの少しの血を吸うだけだと
思うのだけれども、
こいつが違うんだな。
彼らは血を吸い出すと
その身体から大量の汗のような物を出す。
これが実は血の成分から
分離した水分何ですよ。
輸血や献血にも
成分を分離した物が有るけれども
彼らはまさにそれを
やっているのですよ。
だから意外なほどの血を吸ってくれる。
まいっちゃうなあ・・・。
でもこの蛭、
最近医学の方で注目されているのだとか。
事故などでいったん落ちた身体の一部を
最近の医学では再び
元に戻すことが出来るのだけれども
せっかく繋げても
血が上手く通わなくて繋がらないことが
有るそうな。
そんな時にこの蛭を使って
血を吸わせると血行が良くなって
上手く血流が快復するそうな。
昔の人は肩こりなんかの時に
使ったそうなんだけれども
何でも見た目だけで判断したら
いけないのですねえ?
でも・・・・
やっぱきらいだなあ。

スズメバチ
地方によってはこの蜂のことを
クマンバチとも言う。
世界でも最大種の蜂で、
通常の蜂毒の蟻酸と異なり
蛋白質ベースの毒で危険度が高いらしい。
(アレルギーショックなどで)
主に肉食性で
親バチが取って来た獲物を
幼虫に与え
幼虫が出した栄養分を
親は食料にすることが多いらしい。
蜂ということで刺されることが恐れられているが
その強力な顎も又驚異だ。
本当に大きな蜂で
3〜4pは楽にあるかなあ?
こいつがブ〜ンと飛んでくると
もうそれだけで腰が引けてしまう。
黒いものに向かってくるから
もし危ないと思ったら白いもので身体を隠し
じっとしていると難を逃れやすい。
しかしこの蜂が大量に飛び交っていると
もう生きた心地がしない。
君子危うきに近寄らずだ。
ヴェスパというのは
この蜂のことなのだけれども
こいつの腰のくびれに
似ているところから来ているらしいなあ。

ハサミムシ
野原の石の下や
庭の植木鉢の下などにいる。
焦げ茶色のツルッとした光沢のある虫で
お尻に大きなハサミがある。
飾りかと思ってちょっかいを出すと
いっちょまえに挟みに来るから
一応武器?にはなるらしい。
子煩悩なやつで
卵を産んだ後
幼虫が孵るまで
食べ物も食わずに面倒を見る。
そしてそのまま死んでしまうと言う・・・。
本能なのだろうけれども、
なんかそれ以上の物を感じさせられるなあ。


友人から蛍の知らせをもらいました。
6月になると羽化して出てくるのですよね。
馴染み深い物は大きくわけて2種類居ます。
一つは平家蛍で
もう一つは源氏蛍。
平家の方が小さいのですが
水の汚れに強いせいか
比較的都会の近郊にも居ます。
しかし源氏は大きくて光も強く
美しいのだけれども
今では本当に田舎に行かなくては
見れなくなってきてしまいました。
何でも雄が雌を呼ぶために
サインとして使っているのだとか・・・
リシフェリンとルシフェラーゼと言う酵素が
結びついて光るのだそうですが
遺伝工学などとも結びついて
随分と役に立っているそうな。
蛍は親になるとほとんど何も食べません。
せいぜい葉っぱについてる露を
舐めるくらい。
幼虫は肉食で
カワニナとかタニシと言った
淡水性の巻き貝を食べます。
蛹になるときに土に潜り込むため
水が綺麗でも
岸に土の土手があるところでないと
繁殖できないそうな。
誠にデリケートな虫です。
しかし子供の頃は結構一杯居たのになあ。
kuroyagiは一杯捕ってきて部屋に放し
家に居ながらにして
鑑賞会を開いたことがありますよ。
しかし今は貴重すぎて・・・
捕まえる気にもなれませんね。
蛍の光には一定のリズムがあり、
何でも関西の蛍は
関東の蛍よりもせっかちに光るのだとか・・
虫のくせして?面白い物です。

糸蜻蛉
水辺の草むらなどに行くと
結構居たりするのだけれども
余りにもか細い身体のため
見逃してしまうことも多い。
身体はそれこそ糸のように細く
青や緑と言った金属光沢の色で
他の蜻蛉と異なり
どこかに留まるときは
羽を閉じて留まる。
捕まえようとして
風になびく草のふりをしながら
そばによると案外近寄れる。
でも迂闊につかむと
それこそつぶれてしまいそうで
思わず躊躇してしまう。
彼らはその躊躇の瞬間を利用して
まんまと逃げおおせていく。
捕虫網を使えば簡単に捕まえられる。
でもやはりつかんだら殺してしまいそうで
見たら直ぐに逃がしてしまう。
こんなんで他の虫を
捕まえているのだろうか?
一度見てみたい物です。

黒大蟻
五月から六月にかけて
天気の良い日に夕方あたりになると
あちこちで羽をはやした
大きな蟻を見つけることがある。
この蟻、
実は結婚飛行を終えたばかりの
黒大蟻の女王なのだ。
身長16〜18ミリもあろうかという巨体で
日本ではこれ以上大きな蟻を見ることは
まず無いだろう。
(胸赤大蟻が匹敵)
つやつやとした黒光りする身体が
実に綺麗です。
背中に透明で立派な羽を
はやしているけれども、
この羽は巣作りをするときに
自然に落ちてしまう。
そしてこの羽を動かす為にあった筋肉は
溶けて無くなって、
新たに産んだ卵から孵った蟻の幼虫を
育てるために使われるのだそうだ。
まさにその身を削って
子供を育てるわけだ。
しかし初めて生まれた蟻は
栄養が足りないせいか
その身体の大きさは極めて小さい。
でも幼虫からさなぎになり
さなぎから成虫になったその蟻は
一人前に精一杯働き
やがては大きな巣を作り上げていくことに
なるのですねえ。

鬼蜘蛛
夏の夕方から夜にかけ
明かりの近くとかに巣を張る蜘蛛に
鬼蜘蛛が居る。
そんなに大きな種類の蜘蛛ではないけれども
名前だけはなんだか大きくて強そうで
勇ましい。
確かに真っ黒で
拡大鏡なんかで見るとおどろおどろしいが
実際に見る分には
極当たり前の黒い蜘蛛だ。
しかし彼らのおもしろさは
姿形よりも
その行動にある。
彼らは夕方になると綺麗な巣を張り
灯りに引かれてくる虫たちをとらえ
その夕餉にするのだけれども
その後が面白いのだ。
彼らは朝になると
せっかく作ったその巣を
足で綺麗にまとめて丸め
ちっちゃなゴミにしてから
ぽいぽいと投げ捨てるという行動をとるのだ。
その有様が結構ユーモラスなので
初めて見た時には
一体何をして居るんだろうと思って
実に不思議に思ってみた物だし
面白くもあった。
朝、外の灯りの周りで巣を畳み
ゴミを投げ捨てている蜘蛛が居たら
それが鬼蜘蛛だ。
じっくりと見て
その何とも面白い行動を
楽しんで下さい。

蓑虫
昔はそこいらを探すと
簡単に見つかったのだけれども
今はすっかりと数が減ってしまったミノムシ
なんでも外国産の
寄生蠅か何かに
駆虫されつつあるとのこと。
正体はミノガと言う蛾の幼虫で
雄は蛹になった後蛾になるが
雌はそのまま蓑のなかで過ごすという。
なんで雌だけ?
ちょっと可愛そうな気もします。
kuroyagiが子供の頃
良くこの蓑虫を捕まえてきては
その蓑をむしり
毛糸の切れっ端などを与えて
カラフルな蓑を作らせたもんだなあ。
年輩の人に聞いた話だが
なんでもこの蓑を集めて
服を作ったことがあるとのこと。
事の真偽は定かではないが
なんだか素敵な服が出来そうだ。
ちなみに丸まると太った蓑虫は
サラリとして
プニュッとして
なかなか触り心地が良いですよ。
一度お試しあれ。

紙魚
あんまり聞き慣れない言葉だけれども
「しみ」と読む。
フナムシに似ていて平べったくて
ボートをひっくり返したような形で
銀灰色の体色で
長い髭と尻尾が特徴的だ。
髪の毛とかその他様々な
有機物を食べていて
触ると鱗粉のような物が付いていて
するりとして柔らかい。
昔から本とか衣類とかを囓ると言って
嫌われているけれども
そんなに凶暴そうには見えない。
極めて大人しそうな顔つきをしている。

ハンミョウ
道を歩いていると
目の前からすっと飛び立ち
すっと前方の方に飛んでいって止まる。
近づくとまた飛び立って止まる。
だから俗に「みちおしえ」
等と言われることもある。
青を基調とした多色の背中はとても綺麗で
精悍な顔つきをしている。
大きな顎で虫を捕まえて食べる。
こいつの仲間に
マメハンミョウと言うのがいるけれども
触ってつぶすとカンタリジンという
毒が入った体液がでてくるので注意。
これが身体に付くと
水ぶくれが出来る。
着いたら直ぐ洗う!

ダンゴムシ
子供がまず手にするのがダンゴムシ。
大抵の庭なら何処にでもいて
植木鉢なんかをのけると
もぞもぞと動き出す。
大体グレーの色をしていて
刺激を与えると丸くなる。
しばらくほっておくとまず髭を動かし
やがて身体を伸ばし
すたこらさっさと歩き出す。
身近な落ち葉などの有機物を食べ
土作りには一役買っているらしい。
昔は全然平気だったけれども
今は・・・・
ひっくり返してざわざわ動く足を見ると
もうだめだなあ。
似たようなやつに
ワラジムシと言うのがいる。
こいつは丸くなれない代わりに
足が速い。
だから子供にはダンゴムシが友達。

マイマイカブリ
カタツムリの天敵がこれ。
胸から上細長く、
何だか真っ黒な色をしている甲虫で、
その胸から上を殻の中につっこんで
カタツムリを食べてしまう。
林の木の葉の下とかにいたりする。
でも捕まえようとしない方が良い。
迂闊に捕まえると
パフ!
とお尻からガスを食らわせられる。
これが目に浸みるからたまらない。
とんでも無いやつです。

サクラ
薔薇科の落葉樹それがサクラ。
日本では春に咲くけれども
ヒマラヤの方では秋に咲く物があるとか。
葉っぱの根元に蜜がでる腺があるので
蟻たちの大好きな木になっている。
春に花を咲かせた後
実に瑞々しい葉を茂らせるけれども
この時期やっかいなのがウメケムシ。
ウメと付く癖にサクラに付く
ちょっとうっかりなやつ?
毒は持っていないのだけれども
大量に発生するので
あっと言う間に木がハゲ坊主になってしまう。
こいつ等は活動していない時
木の股などに膜状に糸を張り
その中で休息をとっているので
この膜ごととってしまうと結構効果的だ。
もし触るのが嫌でないなら
触れてみると良い。
結構柔らかでオオッと言うくらい
感じ良いものです。

玉虫
夏、槁の樹上高く
悠々と飛び回っていて
いつも手が届かなくて
歯がみをしていた玉虫。
金属光沢の緑を基調とし
まさに七色に輝く虫
玉虫。
良く政治家が使う玉虫色の回答なんて言う
言い方があるけれども
そんな風に言って欲しくないくらい
綺麗な虫だ。
初めてこの虫を手に入れた子供達は
皆宝石を手に入れたと思いこむ。
こいつの親戚に
ウバタマムシと言うのがいるけれども
これはさっぱりとさせない
黒ずんだ虫だ。
同じ玉虫なのに何だか可愛そう。

天道虫
こいつもまたお子さまの友達。
星の数が二つだけとかの
ただの天道虫もいれば(てんとうむし)
ナナホシもいるし
ニジュウヤホシと言うのもいる。
最後のを除いて
みんなアブラムシを食べる。
アブラムシとは言っても
ゴキ君ではない。
アリマキと言うやつだ。
捕まえるとお腹から黄色い臭い液体を出す。
死んだふりなんかもするけれども
気が付くと起きあがって
ちょこまかと少しでも高いところを探し
そこから飛び立っていく。
冬、日当たりの良いところなんかで
大量に見つかることもある。
綺麗な色をしているから
子供にも直ぐに見つかってしまう。
いったい何のためにあんなに綺麗な色を
しているのでしょうね?

ケラ
「オ」を付けて
オケラという呼び方もする。
田んぼや畑の土の中にいて
シャベルのような手をしている。
それ以外は少し細長い
コオロギのような外見で
お腹の部分はビロードのような手触りがする。
多分土が付きにくいようにと
言うことなのだろう。
手で握るとその大きな手(前足)で
グイグイと指の間を押し広げてくる。
その力はとても強くて
大抵いたたたとなって
手を開いてしまうことになる。
昔から良くミミズが鳴いているって
言われていたけれども
田畑で聞こえる「ジー・・・」と言う鳴き声は
こいつの鳴き声だ。
実際には見たこと無いが
ミミズなんかを食べているらしい。
正面から見ると
結構ひょうきんな顔をしている。

油虫
「アブラムシ」
名前からして何ともギラギラして
嫌らしい呼び名です。
「ゴキブリ」
もともと御器かぶりから
来ているそうなのだけれども
全く何にでもかじりつく。
でもこの何でも食べる食性のお陰で
大概の虫たちよりも
しぶとく生き抜いていくことが出来る。
ところで童謡で聞くコガネムシって
どうもアブラムシのことらしい。
雌のアブラムシが
お腹に小判のような形の卵包を
抱えて走ることから
コガネムシは金持ちだと
なったらしいのだけれども
さて事の真偽のほどは分からない。
お尻から伸びた毛が
敏感に空気の動きをとらえ
特に追い風をとらえると
あっと言う間に逃げの体制に入ってしまう。
しかしこの毛、
逆の流れの風には鈍感なようで
掃除機で吸い込もうとすると
案外逃げないでいる。
だからkuroyagi家では
掃除機がアブラムシ退治の
最終兵器になっています。

蟻地獄
お寺の濡れ縁の下とか
雨のかからないところに
サラサラとした砂があると
そういうところにいる。
元々はウスバカゲロウという虫の
幼生なんだけれども
親とは似ても似つかない。
大きさはほんの10ミリかそこらで
ぷっくり膨らんだお腹は触ってみると
プニュって柔らかい。
すり鉢状になった砂の底にいて
蟻とかの小さな虫が来ると
中から砂をかけて
そのすり鉢状の物の中に落とし込む。
そして自慢の大きな顎で挟み込み、
エサにして食べてしまう。
なかなかのハンターですよ。
あのお腹の感触・・・
忘れられ無いなあ。

レンゲ
またの名をゲンゲとも言うらしい。
豆科の植物らしく
根っ子に根粒バクテリアがいて
空気中の窒素を取り入れ
畑の土などを肥やしてくれる。
春先に淡いピンクの花を咲かせ
小さな花が王冠のように
寄り集まって出来ている。
童話の中の親指姫がいたとしたら
丁度良い大きさかもしれないな。
その小さな花の根元の緑の部分を千切って
チュッと吸うと蜜が吸える。
ほんの僅かしかないから
それほどは味わえないけれども
ほのかな甘さがなんとも言えず
良いものがあったなあ。
今はもう都市部ではあんまり
見掛けなくなってしまいました。
残念です。

コメツキムシ
焦げ茶色の丁度柿の種(お菓子の)
くらいの大きさの甲虫。
中にはその何倍かくらいの大きな奴もいる。
胸とお腹の間のくびれに
引っ掛かるところがあって
その部分を前後に屈曲させると
パチパチと跳ねるような反動がある。
だからこの虫を仰向けにして
地面の上におくと
この反動を利用してパチンと跳ね
それで起き上がる。
それが名前の由来だ。
しかしなんでこんなことを覚えたのでしょうね?
不思議なものです。


蝗と書いてイナゴと読む
他にも稲子何て言う字もあるのかな?
秋口の田んぼに沢山似る。
ちょっと見た目にはトノサマバッタに
似ているけれども
こちらの方がずっと可愛らしい顔をしている。
しかも食える!(^_^;)
捕まえてきたのをしばらくの間絶食させると
お腹の中が空になる。
それをさっと湯に通した後
煎ってからっとさせ
その後佃煮にしたり
するようなのだけれども・・・。
私は佃煮にしたのは苦手だなあ。
ぐにゅってするのが何とも・・・
でも煎ったのは美味しい!
パリポリとして
スナック感覚で食べられる。
ちなみに飛蝗というのは
環境の影響で移動することが
必要になった蝗が
羽根を長くして移動に適した形態になり
集団で移動するときの物を言う。


駅に行く途中に巣があるのか
盛んに燕が飛び交っている。
二つに分かれた尾っぽが
何だかまさに燕尾服のようで
雀に比べるとどことなく上品な感じがする。
それにあのつぶらな目が
本当に可愛い!
あの速度で飛びながら
大きな口で虫を捕らえて食べるのだけれども
考えようによってはまさに神業。
昔の人はそれが信じられなかったのか
巣作りのために泥を口にするのを見て
燕は泥を食べているのだと思ったのかも。
だからかどうか知らないけれども
あの鳴き声は
「土食って虫食って渋い〜〜」
なんだとか・・・・。
雨が降るときは
燕が低く飛ぶという諺がありますが
あれは食物にしている虫が低くを飛ぶ性。
虫にしてみれば
雨によって地上に叩き付けられる危険を
少しでも減らしているのかも知れませんね。
ところで最近の研究で
一夫一婦制に見える燕ですが
遺伝子を調べると
隣の巣とかの燕の遺伝子が
当たり前に入っているのだとか・・・
うーむ、
自然は奥が深い・・・。

尺取虫
雑木林や草むらの中にいる。
えっちらおっちら
細長い身体を伸ばしては折り畳み
物の長さを測るようにして
歩いている。
シャクトリガの幼虫なのだけれども
住む環境によっていろんな色のやつが居る。
緑のやつもいれば灰色のやつも
茶色のやつもいる。
大体は2〜3pくらいの大きさだけれども
中には数pの大きさのやつもいる。
身体を真っ直ぐに伸ばし
じっとしているとまるで木の枝のようで
うっかりすると見落としてしまう。
擬態ってやつだなあ。
ん?
さっきの説明では歩き方が分からない?
では想像してみて下さい。
人差し指と親指を
一杯に間を広げたり
二つの指で挟むような動作を。
彼らはそんな感じの動きで
えっちらおっちら
歩いていくのですよ。
まるで指で寸法を測るようでしょう?
だから彼らは尺取虫と
呼ばれているのですよ。
一度何かの寸法を
測らせてみますか?

ナナフシ
トゲの生えたのやら生えていないのやら
色んなナナフシがいるようですが
最近であったのはトゲの無いやつ。
色は焦げ茶色で
クリームの多めのチョコレートの様。
胴体は十数センチくらいの長さだけれども
太さは実に細い・・・
その細長い身体から
更にまた細い足がするりんと長くのびている。
不思議な生き物ですね。
じっとしていると
本当に枝と見分けがつかない。
しかしこの色だと
お菓子のプリ○ツの中に入っていても
きっと分からないだろうなあ。
食べようと思って動き出したら、
くわばらくわばら・・・。

セイボウ
少し長い楕円と言った感じの身体で
蜂の一種なのだけれども
その姿は
一度見たら決して忘れられない。
濃い青と緑の色をしていて
金属光沢で見事に輝いている。
秋の日差しの中に晒してみると
キラキラと眩しいくらいだ。
玉虫などの金属光沢も美しいけれども
この虫はそれを更に上回るような
実に美しい輝きで
目の奥に焼き付くような美しさを持っている。
滅多に見つけられないだけに
万一見つけたら
きっと良いことがあるかも知れない。
しかし名前も不思議だなあ。
セイボウってどういう意味なのでしょうねえ?

竈馬
三月中旬にもなろうというのに
何と通勤途中雪が舞っていた。
とんでもない寒さだった。
にもかかわらず
駅へ行く途中の路上を
のそのそと彼は歩いていた。
何故彼かと言うと産卵管がないからで、
ちょいと見た日には
キリギリスが羽を無くし
寒さのために身体を丸くしているような
そんな感じの虫が彼
竈馬(カマドウマ)だった。
一体何でこんな寒さの中
そうでなくとも冷え込むであろう
アスファルトの道路の上に
出てきたのだろうか?
彼の都合はまったく分からないものの
やはりその寒さのせいだろうか
歩くその姿は極めて緩慢なものだった。
見ようによっては近頃はやりの
ロボットのような足運びの
歩き方だった。
あの後一体どこに行ったのかは
知らないけれども
無事目的地にたどり着いて欲しいものだと
思いました。

蟋蟀
夏を迎え30度を超えることが頻繁になる頃、
草群の中から聞こえてくる鳴き声がある。
それがキリギリスだ。
比較的低い温度の時は
ギース・・・と鳴き
30度を越えるような時には
ギース・チョン・・・と鳴く。
比較的背の高い草群の中にいることが多く、
捕まえようと思ったら
その中から追い出さないと難しい。
そこでどうするかというと、
キリギリスが鳴いていると思しき
草群を見定めると
その草群の片方の端っこから
少しずつ草を足で押し倒しながら
草のない方に少しずつ移動していくのだ。
そうするとやがてキリギリスは
追われるようにして
背の高い草群から飛び出してくることになる。
そこを捕まえれば楽に捕まえることが出来る。
ただし気をつけなくてはならないこともある。
キリギリスは結構大きな顎をしていて
それでかまれると大変痛いのだ。
だからもし捕まえるのであれば
慎重に背中の方から捕まえることを
お奨めする。
聞いた話では
紐の先にタマネギを縛っておき
キリギリスのいる草群に入れておくと
まんまと釣れると言うことなのだが、
kuroyagiにはその経験はない。
他の虫を食べたりすることもある
結構雑食的なところがある虫だ。
雌のキリギリスの剣のような産卵管が
とても印象的だ。

風船葛
近所を歩いていると
中味はほとんど何も入っていないのに
ぷっくりフワフワと膨らんだ
フウセンカズラに巡り会った。
その名前の通り
その実はまさに風船そのもの
だったのだけれども
それ以外にこの植物には
とっても不思議な部分がある。
それがなにか知りたければ
その風船の実を割ってみればいい。
中からころころと
いくつかの種が
出てくるはずなのだけれども
その種の模様が本当に
不思議なのだった。
形状は大体4〜5ミリくらいの
球状。
色は焦げ茶か黒。
ところがその球体の一部に
クリーム色でハートの模様が
入っているのだ。
本当に実に綺麗なハート模様で
何でこんなハート模様が
ここにあるのか分からないし、
誰に見せるための
ハートなのかも分からない。
一度風船葛を見つけて
中の種を見てみて下さい。
                                                                   
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