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今日は声優変換機能について書いてみたいと思う。なんとなく。
みなさんは声優変換機能をお持ちだろうか。といっても、別にそこらで売っているものではない。文章や声を頭の中で声優の声に変換する機能(想像力)のことである。
漫画や小説のセリフを、声を思い浮かべながら読んでいる人は結構多いと思う。まさにそれである。
しかし、声についてはどうだろうか。みなさんは、他人の声を聞いてそれを任意の声優の声に変換することができるだろうか。これができる人は結構少ないはずである。なぜならば、そんな必要はほとんどないからだ。
だが、そんなレアな技能がオタク系テーブルトーカーには知らず知らずのうちに身についてしまうのだ。
テーブルトークについての詳しい説明は省くが、すべて人との会話によって話が進んでいく。たまには自分が演じているキャラクターになりきって、その口調で話すこともある。男が女の子口調(しかもギャルゲーっぽいの)でセリフをしゃべるのだ。これは端から見ていると(そしてテーブルトークを知らない人間にとっては)かなり気持ち悪いが、実際にゲームに参加しているとそれほど違和感は感じないのだ。不思議なものである。
閑話休題。
オタク系テーブルトーカーは、それぞれのキャラクター(特にヒロイン)について声優を決めることがよくある。もちろん、実際に声が当てられるはずもないので、キャラクターイメージを想像する手助けとして決めるだけだが。
だがオタク力が強くなると、他の人がしゃべったセリフをあたかもあらかじめ決めた声優がしゃべっているかのように聞くことができるようになる。これが声優変換機能だ。
今回は、その声優変換機能修得に励んでみよう。あらかじめ自分が変換したい声優を決めておくこと。聞き慣れた声にすることが重要だ。
まずは、第1段階。
オタク男の「(裏声で)もう、おにいちゃんっ」というセリフが、例えばさくらの声で「もう、おにいちゃんっ」と変換できるようになればクリアだ。他の人にやってもらうか、自分の声を録音して聞いてみよう。
しかし、実際のゲームで交わされるセリフは、そんなよく聞くようなセリフばかりではない。いかなるセリフに対しても声優変換機能が働くかどうか、そこが真に声優変換機能を持っているかどうかの分かれ目である。これが第2段階だ。
そして、この辺りから高度な技術が必要となってくる。それは、補正機能だ。演技しているとはいえ所詮は男、どうしても男言葉が出ることがある。補正機能を持っていると、それをそのキャラに応じた適切な口調に変換した上で声優変換してくれるのだ。この機能を使うには、あらかじめキャラクターの性格をきちんと把握しておく必要がある。同じ丹下桜でも、すずちゃんかさくらかで変換の仕方は大幅に違ってくるのだ。
課題として「もう、よくもやってくれたわね。絶対許さないんだから!」を変換してみよう。
変換した後の語を聞いてみて、しっくり来ただろうか。自分の頭の中だけで聞くものなので、自分に合いさえすればそれでいい。他にも色々なセリフを試してみて、自在に変換できるようにしておくこと。
第2段階をクリアすると、一応声優変換機能を身につけたことになる。しかし、これではまだ万全とは言い難い。今度は、この機能の持つ欠点についてみていこう。
この機能の欠点として、どうしても変換にタイムロスが生まれてしまう。同時通訳のようなものなので、ほんの僅かながら変換し終わるまでに時間がかかってしまうのだ。オタク力が低い場合、それだけ変換速度が遅くなってしまう。
会話のやりとりで進むテーブルトークに、これは致命的だ。変換して堪能している間に、他の人が会話を進めてしまう。せっかく変換しても、会話しなければ意味がない。
また日本語変換などと同じように、自由に変換するには豊富なライブラリが必要となる。補正も効かないようなセリフが出た場合でも、それに対応できるかどうかは情報の蓄積量に左右されるのだ。シリアスなシーンで、「あなたに……死んでもらうわ」などと言われた時、あなたは自由に変換することができるだろうか。これが最終段階である。これが出来たとき、真の声優変換機能保持者であるといえるだろう。
俺も、変換できる声優の数はそう多くない。中途な再生なら割と出来ると思うのだが……。
さあ、あなたもレッツトライ!役立つかどうか分からないが、結構面白いぞ。ちなみに、魔女っ子大戦を作るときも、この機能を使って一回自分の頭の中でセリフをしゃべらせています。そのセリフがちゃんと聞こえてくるようなら、そのセリフはそのキャラにあっているということなのだ。
ところで、今日は2001年1月23日、近況報告のhtm形式では010123.htmとなる。つまり「おいおい兄さん」、なんと今日の話題にふさわしいタイトルだろうか。やれやれ。