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「観光でイギリスに行ったことがあるから大丈夫」という方は、留学等でのイギリス入国の厳しさに面食らうかもしれない。
他の国でも日本人が観光で入国する際には、我々は「お金を使ってくれるお客様」なので、非常に甘い。
しかし「長期滞在」となれば、どこの国でも「入国・滞在・ビザ延長・就労ビザ」は厳しいものだ。
ビザは要らない、と書くと間違いだが「空港で取れる」のであらかじめ大使館等に行く必要はないし、
行ったとしても学生ビザはどうせもらえない。
「空港で取ってくれ」と言われるだけだ。「入国前査証」という制度があるが、
それはTV取材のためとかスポーツの試合参加などの場合で、学生や駐在員の場合は特に必要ない。
観光ビザ |

観光ビザは6ヶ月有効だが「就職」「アルバイト」等のお金儲けは一切出来ない。
もし見つかれば、「ゴメンナサイ」では済まない。48時間以内の出国、再入国禁止という厳しい処分だ。
ビザは出国した時点で無効になり、再び英国に入国する際は取り直しとなる。
最初の6ヶ月の有効期間内、もしくは切れた直後の再入国はもめることが多い。
ロンドン発の帰りの航空券を持っている場合はそれを見せれば何とかなるが、
たいていは1ヶ月・3ヶ月といった短い観光ビザをもらうことになる。
観光ビザで学校にいっている人は学生証、入学許可証を持ってパリやローマに遊びに行こう。
再入国の際はそれを見せれば何とかなるが、いくつかの質問は必ず受ける。
3ヶ月未満の短期の留学の場合、学生ビザではなく、この観光ビザが出る傾向が強い。
もし、大学の春休みなどを利用した短期の留学で、期間中、イギリスから出る予定のない人は
はじめから入国目的を聞かれた際、「観光」と答えれば以下の書類は全く要らない。
3分で入国審査は通過できる。なお、違法ではない。
正直に「留学」と申告して、書類をそろえていても、15分間以上質問攻めの上、
観光ビザしか出ないケースも多い。
「そんなに短い期間だったら、アルバイトする必要も、外国に遊びに行く時間もないでしょ。勉強に専念しなさい。」
ということだ。
よく、「帰りの航空券を見せろ」と言われるので手元に用意しておく事。
オープンチケットはもめるので覚悟しておく事。その際、所持金を聞かれたり「見せろ」と言われるが、
クレジットカードを見せればいい。なければトラベラーズチェックを。
観光ビザのスタンプは小さく、入国日付印の上に
「EMPLOYMENT PROHIBITED」とスタンプされている。(就労禁止の意味)、延長不可。
学生ビザ |

左側は「外国人登録済みスタンプ」で、現在は不要。右側がビザ
観光ビザとの大きな違いは「アルバイト可能」「出入国自由」ということだ。
再入国の際も、もめることはない。
ただ場合によって2・3の質問を受けるが、住んでる場所や専攻を聞かれる程度だ。
「どこから帰ってきたのか?」など一般的な質問はもちろんありうる。
3ヶ月・6ヶ月など特定の期限はなく、審査官の判断で有効期限日が書きこまれる。
学生ビザはパスポートの1ページを使いきる大きさで、細かい文字で滞在条件が書かれているが、
たいていインクがにじんだり、かすれたりして読めない。気にすることはない。
有効期限がペンで書きこまれ、入国スタンプが同じページに押される。
基本的に(延長分も含めて)最長4年、その後は即、帰国。
英国の高等教育機関などでの論文や研究を、審査の上、延長されるケースもある。
以上のものが入国に必要なもの、もしくはあればスムーズにことが運ぶものだ。
質問される事柄は主に以下のようなもの。あらかじめ心の中で準備しておくとパニックにならずにすむ。
12時間のフライトの後は予想以上に疲労している上に、「留学の一歩」と言うことで緊張しているものだ。
だいたい以上の様になっている。自分なりに答えを用意しておこう。
4:「仕事を英国で探すつもりです」や「英国人と結婚するつもりです」とは、
たとえそのつもりでも「絶対に」言ってはいけない。
よくても質問攻撃の後なぜか別室で身体検査、悪くすればビザが下りない。
(ということはその場で日本にUターンだ。)
英国政府はお金を英国で使うだけ使ってくれたら国に帰ってくれる人を歓迎するのであって、
住みつこうとしている人、英国からお金を稼ごうとしてる人にはヨーロッパ一厳しい。
質問5も同様だ。お金がなくなったら日本からお金が来るのか?という質問で、
英国で稼ぐなよ!という意味である。
書類がそろっていて、馬鹿な答えをしなければビザはとりあえず下りる。
ただそのビザの有効期限は審査官の心象によって大きく変わる。つまり「運」次第。以下のパターンが考えられる。
1は例えば「コースは4年だが支払いは1年しかしていない」にもかかわらず
4年ビザが下りるケース。語学学校の場合は厳しいが、正式な学位留学だと下りやすい。
2は1のケースでビザが1年しか下りないケース。語学留学はたいていこのケース。
3は稀にあるケースで「馬鹿な答えをした場合」「言ってる事がお互い通じなかった場合」などで、
あと妙に落ち着きがない人、挙動不審者。
もちろんビザは入国後延長できるが面倒なので、出来るだけ入国時に一気にもらっておこう。
審査官によって大きく基準が違うのではっきり言って運だが、努力する要素はある。
男性審査官より女性審査官の方が一般的に厳しい。
選べないが「女性審査官」の場合は笑顔を絶やさず、ご機嫌を損ねないように。
入国者も男性より女性の方が疑われる。
イギリス人と結婚していついてしまうケースが男性より遥かに多いので警戒される。
「イギリスにイギリス人の友達がいるか?」と聞かれても「いない」と嘘でもきっぱり答えた方がいい
書類は「これでもか!」と言うぐらい完璧に用意して、カウンターでごそごそせずに済むようファイルなどにまとめておく。
とにかく落ちついて笑顔で答えよう。
相手も人間だ。しかし向こうは私達の入国に関して全権を1人で握っている神様なのだ。
ビザの延長は3つの方法がある
1:内務省移民局(HOME OFFICE)に出向く。1日で済むが、丸1日つぶれる。
2:郵送で申請する。ただし1ヶ月〜3ヶ月かかるのでその間パスポートが手元になく出国できない。仕事は恐ろしくのろい。
3:一度出国して、空港で入国時に申請する。一番手間と時間が掛からない。
共通して言えるのは書類が必要ということ。以下の通り。
面倒と書いたのは2・3である。入国時に使用した日本の口座残高証明書は延長には使えない。
英国の自分の口座にお金がないといけない。したがって残高水増しトリックが使えない。
3は「きちんと勉強して、成果が出ています」という証明が要る。「出席率」が最重要項目。
無事に学生ビザをゲットしたら一安心だ。98年冬から警察で「外国人登録」する必要はなくなった。
したがって現在は「滞在許可証」(グリーンカード)は必要ない。
34ポンドも(発行手数料)払わなくていい。ビザさえ取ればすべて終了、こっちのもんだ!
現在は必要のないグリーンカード表紙。
アルバイトのみ可能。週に20時間以内、休暇中はフルタイムで働けるが、
このビザで英国就職は出来ない。バイトももちろんビザの有効期限内に限る。
ロンドンに限って言えば日本人向けのアルバイト仕事は多い。
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