兵庫県教育委員会が「新たな職制」設置決定を強行したことに対する抗議の要請

さて、兵庫県教育委員会は、本日の教育委員会会議において「新たな職制=主幹教諭」
設置を決定しました。
県教委が導入を強行した「新たな職制=主幹教諭」の設置は、本来フラットな職制の中で
一人ひとりの個性を発揮しながら協力・共同によりすすめられている学校教育に多くの問
題を持ち込むものです。

「新たな職制」では、
「リーダーシップの発揮」「人材育成」
をわざわざ「職に位置づける」ことにより「主幹教諭」を中間管理職的に位置づけるもの
となっています。また、「主幹教諭」は、「校長(地教委)推薦」によって選考し、「県
教委が任用」するものとなっていますが、これは上意下達式学校管理の強化につながるこ
とが予想されます。さらに、その選考方法については、曖昧・不明確な点が多く、教職員
間にさまざまな差別・選別を持ち込むおそれを強くもつものです。
手続きの点でも大き
く問題なのは、組合や学校現場の声を十分聞くこともなく、あまりにも短い期間に一方的に
設置決定を強行したことです。職制の設置は管理運営事項といっていますが、教職員の勤務
条件に大きく関わることであり、十分な説明と話し合いによって決めていくべきものです。
拙速な決定・導入は、学校運営や人事に混乱を持ち込むものでしかありません。
このよ
うに、今回の
「新たな職制=主幹教諭」設置の拙速な決定は、学校教育をよくするものでは
なく、県教委がいう困難を解決するどころか、いっそうの混乱をまねくものであり、わたし
たちは断固反対するものです。
以上をふまえて、各単組・地域から、下記により緊急の打
電・FAXなどによる抗議文書送付のとりくみをお願いします。
                                 
                                

1.抗議・要請先
    〒650−8567 
神戸市中央区下山手通5−10−1

    兵庫県教育委員会

教育委員長  平田 幸廣

教育長    吉本 知之

TEL 078−362−3741

FAX 078−362−4283

 以下の文例を参考に、各単組執行部と、可能な限り分会・
     
         職場などに広げてください。



                 抗議文  例

                                                                               
                                                        2006年 10月  日

兵庫県教育委員会

   教育委員長  平田 幸廣

   教育長    吉本 知之

                                                                                                                        教職員組合   分会

                           分会長            


「新たな職制=主幹教諭」設置の

拙速な決定に反対し、断固抗議します

貴教育委員会は、本日(10月6日)の教育委員会会議において「新たな職制=主幹教諭」
設置を決定しました。

そこでは、「学校に求められる機能や課題の多様化・複雑化」、「さまざまな教育課題に
対する組織的、柔軟かつ機動的な対応の必要性」にたいし、「現行の主任制や教頭の複数配
置の拡充では十分な対応が図れない」ため、「主幹教諭」を、「@学校運営や教育活動でリーダ
ーシップを発揮できる体制づくり、A新たな教育課題等への適切な対応、B人材育成支援、
協働体制の確立」のために創設するとしています。

しかし、今回の「新たな職制」で、「リーダーシップの発揮」「人材育成」をわざわざ
「職に位置づける」ことは、「主幹教諭」を中間管理職的に位置づけるもので、
本来フラット
な職制の中で一人ひとりの個性を発揮しながら協力・共同によりすすめられている学校教育に
多くの問題を持ち込むもの
といわざるをえません。また、「主幹教諭」は、「校長(地教委)
推薦」によって選考し、「県教委が任用」するものとなっていますが、これは上意下達式学校
管理の強化につながることが予想されます。さらに、その選考方法については、曖昧・不明確
な点が多く、教職員間にさまざまな差別・選別を持ち込むおそれを強くもつものです。

手続きの点でも大きく問題なのは、組合や学校現場の声を十分聞くこともなく、あまりにも
短い期間に一方的に設置決定を強行したことです。
職制の設置は管理運営事項と言われますが、
教職員の勤務条件に大きく関わることであり、十分な説明と話し合いによって決めていくべき
ものです。拙速な決定・導入は、学校運営や人事に混乱を持ち込むものでしかありません。

このように、今回の「新たな職制=主幹教諭」設置の拙速な決定は、学校教育をよくする
ものではなく、貴教育委員会のいわれる「さまざまな教育課題」を解決するどころか、いっそう
の混乱をまねくものです。わたしたちは、これに反対するとともに、設置強行に断固抗議する
ものです。

わたしたちは、学校現場において子どもたちの教育に責任を負う教職員として、分断や差別・
選別でなく、引き続き、協力と共同による学校教育をすすめるため全力をあげるものです。