That's the Impression!

Vixen Shuttle Scope 100s
有効径100mm 焦点距離680mm F6.8 アクロマート 
鏡筒外径115mm 重量2kg 鏡筒長600mm

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Shuttle Scope 100s
架台はカスタム経緯台を少し手直しして
φ115バンドを取り付けました。
ファインダーは6×30mmアウトレット品

「屈折アクロマート望遠鏡がなぜか熱い!」。天文雑誌の広告ページを飾る望遠鏡がいつしか天体写真用 鏡筒一色の様相になってもう何年も経ちました。どんどん新しい望遠鏡が無縁のものとなりつつあるのかなぁ、 なんて寂しささえ感じ始めて迎えた西暦2000年前後から、「異色の」と言うべきか「王道」と言うべきか それまでの写真鏡筒とは一線を画した製品群が登場し始めました。アクロマート屈折。
アクロマート屈折と言えば入門機の安物と言ったイメージがありましたが、なんと10cmオーバーの大型鏡筒が 10万円を切る価格で販売されるようになりました。これは20年前6センチ屈折経緯台を23000円で買った 僕にとっては驚き以外の何物でもありませんでした。ニュートンからシュミットカセグレインと反射系で復活した 天文熱ですがこのところの屈折熱にほだされて、色々眺めているうちに物欲の虫がモゾモゾ動き始めていしまいました。ところが、いくら安くなったとはいえ話題の12pや15cmには資金面や収納面でなかなか思いきることが出来ず・・・・でも「最近のアクロマートは良く見える!」との噂は気になるし・・・・。なんか良いもの無いかなぁ・・・・。

ありました!ありました!またまたビクセン。輸出仕様の10pアクロマート。しかも中途半端な(僕には丁度良い)長さ。しかも(これが大事)安い!!!ネット販売価格19000円!!!!

機動性
なんと携帯用バッグ付き。標準仕様のままだと鏡筒側面にカメラ三脚用台座が付いています。鏡筒をバッグに入れてカメラ三脚を片手に持っていけば超軽量、超お手軽天体観測が可能と言う寸法。とにかく10p屈折鏡筒を手さげバッグで持ち歩くって言う気軽さがとても気に入りました。

遮光バッフル
お手軽な鏡筒の割に肝心なところはきちんと押さえた作りで感心しました。鏡筒内、ドロチューブ内にキッチリと 何枚ものバッフル板が設けられており、レンズ先端のフードが無いに等しい寸法なのにも関わらずコントラストが非常に良いのには驚きました。
割きりの接眼部
これ、眼視専用だゾ!と、言わんばかりの超シンプル接眼部はなんと粗動調整+ヘリコイド。ドロチューブ内径が50mm以上もあるにもかかわらず43mmネジや2インチねじすら装備せず最大で36.4mmネジの仕様。f680mmなんだから 2インチなんていらんでしょ!的な仕様。しかしこのピントの合わせ安さは驚きでした。直視からダイアゴナルに付替える場合、微動のみの接眼部って結構クルクルクルクル何回もハンドル回すのが面倒だったりするんだけど この粗動ドロチューブはネジを緩めてサッと動かしてネジを締めるだけ。本当にきっぱりしていて気持ちが良い使い心地です。眼視専用鏡筒って感じでシンプル過ぎるのが逆にとても嬉しく感じます。

肝心の見え味
昨今の噂の屈折アクロマートがどの程度良く見えるのか全く知りませんが、この10cmの見え味もなかなかのものと 僕は感じています。これで月を良く見ているのですが、さすがに青色のハロはキッチリと見えます。が、しかし、満月に近い月の欠け際の細かな起伏や切れるような山脈の稜線はすばらしい見え味で倍率を上げることなく細かな部分が見えてくるといったようなイメージで気持ち良い使い心地です。

なんと言っても使い勝手
購入当初はカメラ三脚で使用していたのですがそのポテンシャルをもっと引き出すにはやはりちゃんとした経緯台に載せてあげないとあまりにももったいない素質を感じたため、中古の6cm屈折経緯台を安価で譲っていただき今の形になりました。三脚は木なので見栄えや触った感じがやさしくていいです。開き止めを付けてがっちりさせた方が性能は良いのでしょうが部屋からポンと持ち出してヒョイとのぞくには開閉がきいた方が便利です。(でもビクセンの開き止めつけたいんです。開閉可能で3本同時に動かせるから・・・)長いビロンビロンの微動ハンドルも時代を感じさせる逸品で振動が出るから直棒かハンドルのみに変更しようかと思いましたが、ソーっと使うと以外に使えるので当分この姿で行くでしょう。
まだ小学校にも上がらないうちの子供たちも三脚に寄り掛かりながら月を眺めて「うわぁ、石みたいにボコボコが見えるでぇ」ってちゃんとクレーターまで確認できるのだからそれだけでも値打ち物です。基本がしっかりしてて手を抜くところはしっかり手を抜く。こう言う望遠鏡が本来初心者向けなんでしょうね・・・。

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