That's the Impression!

Vixen 100mmF10 DOBSONIAN ”KASEIJIN”
有効径100mm 焦点距離1000mm F10 主鏡:精密球面 

kaseijin
100mmドブソニアン 「火星人」
ファインダーは6×30mmアウトレット品に変更しています。画像では PL40mmを装着しています。

ドブソニアン望遠鏡でお気楽に豪快な星見!!
天文熱が再燃焼した1996年のこと、訳もわからず勢いに任せてMEAD社製の400mmドブソニアンを入手しました。 しかしその大きさたるや半端ではなく、賃貸マンションに住んでいた当時はベランダに「保管」するのがやっとで 天体はおろか星の「ほ」の時も見ることが出来ないまま時は過ぎ、真価を発揮するまでも無く手放すことになって しまいました。今思えばなんともったいない話ですが、後の祭です。
その後、R200SSでお気楽観望を続けましたが20cmニュートンでもまだ僕が扱うには大きすぎ結局、今一番使っている 200mmシュミットカセグレイン鏡筒に落ち着きました。が、やはりニュートン反射のスッキリとした視界と筒を横から 覗く独特の使用感が忘れられず、「いつかは、またニュートン反射ほしいなぁ・・・」と漠然としたイメージだけが薄ボンヤリと 頭の隅っこに残っていました。そして2003年夏。火星の大接近。巷には惑星用と題して焦点距離の長い望遠鏡がいろいろ発表されました。この波に乗ってビクセンアウトレットで発表された100mmドブソニアンは特異な容姿からか、その名を「火星人」と名乗って極めて地味に登場しました。F10でドブソニアン。100mmの手軽さ。鋭そうな光学系。しかも価格は12,800円!思わず・・・・買ってしまいました。

機動性
木製のドブソニアン架台との組み合わせで軽量そのもの。ちょいと見にすぐに運べる機動性です。収納も約20cm四方の スペースさえあればOK。三脚付きのシステムだとこうは行きませんね。架台付きでこの重量とスペースは特筆にあたい します。

光学系
球面鏡のニュートン式反射望遠鏡となりますが口径比(焦点距離/口径)が10となっているため収差がほとんど 気になりません。また斜鏡も極めて小さくコントラストもすぐれています。

水平回転部
超簡単のドブソニアン架台のためボルトナットでトルクを調整して締め付けるだけの水平回転部は そのままだと100倍程度でもガタなくしかもスムーズに使うには少し無理があるようです。 そこで東急ハンズで超薄型の軽荷重用スラストベアリングを約700円で入手。これをはさみこむことによって かなりスムーズな回転になりました。ただ固定ナットとの隙間をキッチリ調整出来ていないので 現状ではふらつきが大きいです。そーっと観望するには問題ないのですが気持ち的にあまりよろしくないので 今後ナットの隙間をワッシャ等で調整してカッチリでスムーズを実現させたいと思っています。

肝心の見え味
さすがF10+極小斜鏡のニュートンです。月とM42を見ましたが驚くほどのコントラストです。収差もほとんど感じられません。 集光力は100mmなりで、強力にバリバリ見える,といった感じではないですが、安心してゆっくりと星見を楽しむには何の 問題も感じません。また接眼位置が丁度小さな椅子に腰掛けて覗ける程度の低い位置なので「お気楽気分」が 更に増します。

本格的にも・・・
鏡筒バンドとプレートを追加することで赤道儀にも搭載でき立派なニュートン式の反射赤道儀となります。 鏡筒も白く細長く、子供の頃にかつて夢見た「反射式赤道儀」の勇姿がよみがえってきます。 月面の撮影等には結構良いかもしれません。
この望遠鏡入手のために気に入っていたShuttleScopeを手放すことになりましたが同じ100mmでも片やF6.8アクロマート 屈折、片やF10ニュートン反射と方式の違いによる見え味の違いを実感することが出来ました。扱い的には屈折の方が 好きなのですが、見え味としてはF10ニュートンは素晴らしいものがあります。地味だけどキッチリ見える望遠鏡。 冗談のような名前と容姿ではありますが、この望遠鏡から楚々とした清らかなイメージが接眼レンズを通して垣間見る ことが出来ました。こういう望遠鏡、もっとたくさん世に出れば良いのになぁ・・・・。

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