| That's the Impression!
Vixen 11×80mmBinoculars 有効径80mm 11倍実視界4.3度 双眼鏡 | |
中学生の頃、いとこの家に行く度楽しみだったのが双眼鏡である。Nikonの10×50mm。床につく時間になるといとこにこの双眼鏡を貸してもらい二階の窓から屋根の上に抜け出して星空を眺めるのが最高に楽しかった。秋の星座が西に傾き始める頃、屋根の上から見るカシオペア座からペルセウス座にかけての天の川やh-χ星団はまるで宝石箱のようだった。その感動が忘れられず今でも両目で美しい星々を眺めることを求めつづけているのだろうと思う。 確かMEADの11×80mmが広告によく出ていた頃、特価品で29800の値がついていた。少しタイミングをはずしたがかすかな期待を胸に専門店を訪れたがやはり時すでに遅し。人気があって完売したそうだった。その代わり同じ値段で中古でよければと店員が奥から出してきてくれたのがこのVixenであった。中心に軸が通っていてホルダーの位置が可変できるその外観は中学時代に眺めていたカタログに載っていた頃から少しも変わっていない。憧れの一品でもあった。即決であった。 操作性 手で持って見れないことはないが真価を発揮するのはやはり三脚に固定して使うのがベストだ。 カメラ三脚に固定する場合パン棒は向こう側(対物レンズ側)にして使った方が顔に邪魔にならなくて良い。水平位置でクランプをフリーにした時にバランスが取れるようホルダーの位置を調整しておくと、粗動のみの雲台でも比較的快適に観望できる。 光学系 EDでもなんでもない普通の80mmアクロマート、そして接眼はおそらくケルナーか何かであろう。プリズム材はB4(ガラス材の種類?)、これ結構当時はセールスポイントのようだった。が、今では何の変哲もない光学系である。実視界4.3度、見かけ視界47度。広角でもなんでもない。プローセルなど最近のアメリカンサイズの普及型接眼レンズでも50度以上あり交互に見比べたりすると、少し狭さを感じたりする。 しかし何故か、良く見える!! M51の子供の方が見えるのには驚いた。普通8センチの双眼鏡では当然なのかもしれないが見えるとは思っていなかったので驚いた。ついでにM101も余裕で見える。夏のさそり座からいて座にかけての天の川はまさしく星の群れである。天の川がザラザラに見える。M20、M16、M17・・・なんでも見える。神戸の市街地に程近いうちのベランダからこのような星の群れが見えるとは贅沢この上ない。また抜群の空の下での白鳥座中心部はまさしく視界いっぱいに星が埋まっている!!ギラギラである。 少年時代に目に焼きついたあの星空が今、この双眼鏡を通して甦ってくる。あの頃のときめきも掘り起こせるような気がしてくる・・・。 |