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この彗星の前評判はあまりに低かった。マスコミは発見当時の池谷さんの快挙を伝えるにとどまっており、「今世紀最初の・・・!」とか「・・・の大彗星!」的な記事を目にすることは無かった。そのせいか意外と明るくなった池谷・張(chang)彗星を今日はじめてこの目で見ることができた。 西の山のちょうど頂上から少し上、どことは無しにビクセン11×80mmで流しているとほんの10分ほどで確認できた。薄く緑に輝き、小さな尾を上方向にたなびかせている。ここは神戸の市街地からさほど離れていない山の中腹。それに空の透明度も抜群とまではいかない、決して恵まれた条件ではなかったものの、一度視野に入れてしまえば目を凝らさなくても容易に認識できる存在感があった。さして天文にたけているわけでもない普通の主婦である嫁さんにも見てもらったが説明もなしに小さな尾まで確認できるほどだった。 今後、3月下旬に向けて光度は上がる予定らしい。どこまで輝くか楽しみである・・・。 |