アンタエウスの羽化・羽化不全について
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| 1.アンタエウスの羽化不全と奇形のパタ−ン 1.上翅がしまらない。 2.後翅(内側の薄翅)が、たためない。 3.後翅に水泡ができる。 4.羽化以前の「前蛹死」や「蛹死」 5.羽化直後の死亡 上記が代表的な羽化不全とされる症状だと思います。全てを合わせて結果的に羽化不全といっているようです。結論的に不自由なカタチといった事が同じでも、その原因はさまざまな要素があると思います。 大型のオスのみならず、AやBのパタ−ンは普通サイズのメスでもあります。また羽化不全の場合は比較的短命であるということも聞きます。 1.上翅がしまらない。 ★なぜ羽化不全は、小型で少ないか? 「容器に対して蛹室が十分である。」 |
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野外では、羽化不全のような個体は見ることが無いと思います。それ以前にそのような弱い個体は死に羽化まで到達しないという事もあります。アンタエウスは国産オオクワガタに比べ卵を多く産みます。 自然界には無駄はないと思うと、多産ということで推察できるのは @成長過程で外敵にかなりの数が捕食される。 A幼虫自体が弱い 数が淘汰されなければ産地の樹液は大型化するクワガタのアンタエウスが制覇することとなります。成虫になりにくいまたは淘汰される理由があるのでは?と考えます。推察するには腐朽のすすんだ水分の多い材を好みヒラタクワガタのような「根食い傾向」がみられますのでモグラなどに捕食されるのかもしれません。人工飼育化での問題は限られた空間で短期間で高栄養を与えるので羽化不全になりやすい推察されます。基本的に人工飼育は、「自然の餌や環境を模して人間が勝手に作り出した代替手段」であり人が勝手に良いと思っているだけで虫にとっては、不自由であり窮屈とも考えられます。 ![]() 野外との違いとして総合的に注意しないといけない最大の問題は、水はけ通風不良の「蒸れ」だと思っています。前蛹以降の人工飼育下の問題を考えますと通常の飼育では菌糸瓶飼育ですので菌糸瓶を中心とします。菌糸瓶は菌が生きています。瓶はもちろん材のように浸透しての排水が出来ません。アンタエウスは高湿度を好むことからどうしても多湿の「瓶の底」に蛹室を作りがちです。 蛹室作成時には、それなりの環境だと幼虫が認識しても、前蛹化後の蛹化までの1ヶ月、蛹化後、羽化までの2ヶ月の計3ヶ月程度で、瓶の中の環境は著しく悪化します。通常、菌糸瓶の交換目安が3ヶ月として、新品の瓶に入れても劣化が進んできています。アンタエウスの蛹室はオオヒラタ同様に糞で塗り固められた周辺や内部は、国産オオクワに比べ湿度とても高いです。蛹室の覗ける瓶の開口部では水滴が見えることも多々あります。 蛹化排水やかなりの湿度で瓶内環境をどんどん悪化させています。 ヒラタクワガタ同様に「材をバクテリアで腐朽させてから食うタイプ」と想像していますので瓶内はバクテリアだらけでどんどん菌床を侵していきます。クルビデンス種のの瓶内環境とは違っています。劣化した菌床と腐朽バクテリアの増殖と多湿、それによる蒸れと腐敗ガスの発生。そして菌と蛹との酸素の取り合い。瓶の内部環境は排水の多い酸素量の必要な大型ほど大胆に悪化してくると推察されます。 これはオアシスなどの人工蛹室や蛹室を暴いて天井を空けるテクニックなどでかなりの数の蛹化後の羽化不全防止に役立っていることが物語っています。 菌糸瓶やマットの各種ガス発生は瓶を横に向けることで多少回避することができます。 ![]() |
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前蛹期 「蛹室のカタチ・大きさや湿度・環境が悪い」場合=蛹後の問題は、適切な人工蛹室に適時に移動することにより回避できます。また「アンテ友の会」で紹介される技法の蛹室上部を取り去る「露天掘り」なる方法もとても有効です。こちらはもともとの蛹室を使用するためディンプルが少なく仕上がります。互いに蛹室内の蒸れ・酸欠・ガス発生などの環境悪化を防ぐのに有効です。乾燥しやすいので霧吹きが必要な場合もあります。私は蛹を出して蛹室内部の清掃をするのが面倒で天井カツカツまで掘って実験しましたところ中型の73mm前後の底蛹室の個体は無事に羽化しました。 天井部が無いのが辛いところで、この蛹室はさらに左右の壁をかさ上げして尻尾が壁上に達しないように改造しました。 逆立ちの不具合は・・・?ですが自然であり得ないことは良くないことです。 オオヒラタクワガタとの対比 腐朽バクテリアを多く持つことから食性はヒラタクワガタ的でありながら「全くの根食いの泥状の木屑食い」で無くもうすこし歯ごたえのある木を「好みに腐らせて」食ってるのでは?と推察します。またヒラタのように低栄養のものを高栄養に変質させ肥大する方法をとっているようですがヒラタクワガタほど蛹期の蒸れに対する強さはないようです。 この点を留意してボルネオ産とダイオウヒラタでアンテとの比較実験をしましたが、オオヒラタは観察でドロドロの劣悪なヘドロ状の底蛹室でも綺麗な容で羽化しまた。生態はヒラタ寄りでありながら、蛹のデリケ−トさは国産オオクワ以上のようです。
★羽化時にうつ伏せ不能の見解
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2.蛹室環境 オレンジ色のところは腐敗が始まっている。
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◆羽化行動◆

| 羽化の予感 |
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| PM8:30 スタ−ト |
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| PM10:00 | 上翅の閉まらない羽化不全の確定はわりと早い。 羽化開始1時間半の時点で完全にクリアできた。 薄羽の半分までは格納位置が決まります。この段階をクリアすればあとは薄翅先がもつれて格納できないトラブル位です。足踏みと前進を繰り返す。 |
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| PM11:00 |
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| AM12:30 | 頭部は曲がったまま薄翅羽がまっすぐ伸びている。上翅のシワも伸びてきた。薄翅が伸びる際に水滴が羽根にポトポトついている。どうやら延ばすための体液らしい。 上翅が伸びる時にシワシワで乾いた状態なのに伸びる時の水分かなりの量が出るがこの水分はどこから出てくるのか? 全体的に動き的には小く翅延しに集中しているようだ。交尾期の先端と薄翅の先がほぼ同じ長さ。 2時ごろまで特に変化無し、ここで寝ました。 |
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| AM 8:00 |
朝見たら、頭が上がっていた。 薄翅は、伸びたまま。 | |
| PM 8:30 |
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| このホ−ムペ−ジで報告していることは、全く私の個人的な意見であり 決して正しいことではありません。 また違う環境のもとで飼育された場合に起きた不具合などの責任は、 一切負いかねますのでご了承ください。 |