実験実習に関する工夫展 A 化学編

 昨年に引き続き工夫展を募集しました。昨年の研究発表大会の報告にあるように、経験者にとっては当たり前でわざわざ応募する内容ではないと思われることもあえて掲載しました。ここ数年の経験の格差は、私たちの仕事の内容とともに大きく変わってきています。10年、20年を経て振り返ったとき、私たちの日々の業務が雑用でなく、専門性をもったものとなるようお互いに学びたいという思いで進めてきました。10年前に作製したマニュアルのように、今後の私たちの仕事に生かせたらと思います。

参考図

 実験名  具体的な工夫点
 具体的な実験内容  図 なし


化学分野の実験における工夫

 分子の大きさ(アボガドロ定数)  具体的な工夫点
 水槽の水面に石松子粉末を散布し、オレイン酸の単分子膜をつくり分子の大きさを測定する。  図 なし


 硫黄の同素体  具体的な工夫点・・・試験管の再利用
1.斜方硫黄で使用した試験管 → 単斜硫黄で使用。
 二硫化炭素でぬれている場合は、乾燥させてから使用する。
 もう一度斜方硫黄で使用しても良いが、再結晶している硫黄が、試験管内に残っていると再度二硫化炭素を入れても解けないことがある。
 2.単斜硫黄で使用した試験管 → ゴム状硫黄に使用
 3.ゴム状硫黄で使用した試験管 → 廃棄
 斜方硫黄・単斜硫黄・ゴム状硫黄を作る。  図 なし


 分子量(気体)の測定  具体的な工夫点
 酸素・窒素などのガスボンベから気体を水上置換で取り出し、前後のボンベの質量の変化、捕集した気体の体積などから分子量を求める。  図 なし


 凝固点降下  具体的な工夫点
 パラゾールとナフタレンを用いて凝固点や、凝固点降下の関係を調べ、分子量を求める。  図 なし


 中和滴定・ホフマンの電気分解  具体的な工夫点
 ビュレット台やH管ごと大型バットに載せる。多少液が漏れてもバットで受けられる。
 実験時の液漏れ防止。  図 なし


 金属のイオン化傾向・電池  具体的な工夫点
 多種類の金属片を使う実験で、操作中や回収時に金属の種類を区別する。  図 なし


 エステルの生成  具体的な工夫点
 生成されたエステルは、試験管でそのまま臭わず、ろ紙にしみ込ませて臭った方がわかりやすい。
 カルボン酸からエステルをつくり、香りを確かめる。  図 なし


 高分子化合物の合成  具体的な工夫点
アルミ箔をひいた蒸発皿で樹脂の作製を行うが、市販のアルミホイルは薄すぎて破れることが多い。料理用のアルミホイルケースの方が丈夫で、カップ型になっているので、使用しやすい。
 何枚か重ねてケース単独で使うか、蒸発皿に入れて使う。いずれの場合も、一番上の汚れたものだけ捨てればよい。
 尿素樹脂の生成など。  図 なし


 有機実験等  具体的な工夫点
 有機溶剤等の取り分けの工夫  図 なし


 アニリン  具体的な工夫点
 アニリンの年間使用量は少ない。試薬1本購入すると、どうしても褐色から黒色になってくる。必要量だけ蒸留して使う。
 ネットワーク No5 参照  図 なし

生物分野の実験における工夫