第5号―1 

 ミレミアム、新しい年のネットワークです。今回は、99年度の研修会でのアンケートにいただいた情報、質問を中心に掲載します。また、「悩み」「一言」コーナーを新設しました。「防災対策講座2ー火災の時に」と、ワンポイントアドバイスには臭素の保管についてを、さらに、99年12月の理化学会研究発表大会で、発表された山崎先生の体験記を掲載します。

情報コーナー・・・アンケートより
.ボルタの電池の実験にムギ球を使用。実験用オルゴールもあるが、微電流で鳴るので、不都合もある。
.多くの種類の薬品を使用するときには、目盛り付き試験管を使用すると便利である。(基本的には、できるだけピペットを使用させるのがよい。
.切れたアルコール温度計は、何ケ月か立てておくとつながる。(上までいったものはダメ)また、ガスバーナーで加熱してくっつける。(加熱しすぎると破裂するので試験管ごしに加熱する。)
4.ペークロに抹茶を使用。
5.ペークロのろ紙にホウレンソウの葉の色素を直接つける。
6.薄層クロマトの場合、海草をミルでひく(シリカゲルを混ぜて)。
7.展開層にねじ口ビン(50cc)を使用。毛細管の代わりにマイクロピペット用のイエローチップを使用。
.薄層クロマトシート(TLCシート)はガラス製よりアルミかプラスチック製の方が切断しやすい。4×10pくらいの大きさのビーカーを用い、ラップでふたをすると、2〜3の試料を一度に展開できる。
9.試料別に色テープでピペット、試薬瓶を区別する。

 

Q&Aコーナー・・・アンケートより
Q:薬品の変質、有効期限について                      A:
 ◆ 医薬品でないので必ずしも有効期限が記されていないが明らかに変質している場合を除いて、定性的な実験に使用できる物もかなりある。その場合には、必ず予備実験をしてから使用する。染色液などは、ろ過しただけで使用できることが多い。
 ◆ 直接日光の当たらない高温にならないような保管場所がよい。混合すると反応しやすい物や危険な物は同じところに保管するのを避ける。あまり使用しない薬品は、必要量だけ購入する。
 ◆ 古くなった硫酸の処置については、黒っぽくなっているものは濃度が高いので、要注意。希釈して使用。必ず予備実験し、定性実験に使用可。
 ◆ 主な薬品の保管・実験時の注意については、今後掲載の予定
Q:ガラス器具の焦げつきや、アンモニアの発生後、試験管についた白いものをとるには? A:
 ◆ 器具の洗浄方法については「実験準備マニュアル」を参照。
 ◆ キューネの発酵管、駒込ピペットは、超音波洗浄器、ピペット洗浄器を使用し、形に合ったブラシ等(99年度の研修会の工夫展で紹介されたものなど)で洗う。
 ◆ 溶剤のついたガラス器具などは、完全に溶剤を揮発させてから中性洗剤で洗う。「」
 ◆ 焦げ付きのある試験管等は、クレンザーで洗い、洗剤につけておく。焦げ付いた物にもよるが、酸でだめなら、アルカリ(NaOH)を試みる。
 ◆ 塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを加熱してアンモニアを発生させる実験の後、試験管に付着した白い物はとれない。 
Q:電気泳動について A:
 ◆ 今後、「ワンポイントアドバイス」で紹介の予定。
Q:銅コイルの保管は、どのようにすればよい? A:
 ◆ アルデヒドに使用した場合はそのまま。
 ◆ 塩素の場合は水につけておいてから表面を焼く。連続使用の時は水につけた状態のままでよい。
 ◆ しばらく使用しないときは焼くことで表面がCuOになるので塩素は残らない。 
Q:DNAの抽出に適した材料は? A:
 ◆ トリのレバーが手軽に使用できる。
Q:シリカゲルの乾燥法は? A:
 
◆ ステンレスのバットに入れ、定温乾燥器で乾燥。ときどき、匙かヘラでかき混ぜる。
  ◆ デシケータの中に入れて乾燥(下に濃硫酸を入れる。)